看護師や他の医療従事者にも学習機会

MyMedipro.jpでは「チーム医療」ができることは解説しました。「チーム医療」が必要な分野(例えば、生活習慣病治療、がん治療、メンタルヘルスなど)では大きな役割を果たすことでしょう(注:2022年6月時点では私が運用している医療施設でしか実験はできておらず、一般公開はしておりませんので、ご注意ください)。

図2

MyMedipro.comでは、製薬企業のMR(医薬情報担当者)とリモートで医師は会話ができます。決まった時間に面会予約をとったり、面会を受け付けたりできます。また、医師は、情報をたくさんもっていて、会いたいMRとは会う、もらえる情報が少なく会う必要がないMRとは会わない、担当交代した後のMRとは会わない、引き継ぎ後のMRとは会える、という様々な設定もできます。もはや廊下で待つMRは不要になります。

実際、オンライン診療をしていると予約が入れない空き時間がでることが多いのですが、そのスキマ時間を利用しMRと「面会」ができます。

MRからは、複数の医師たちや看護師なども学習ができます。1対1だけでなく「チーム医療」で、新薬について学習ができます(図2)。

製薬企業にとっても業務効率化のベネフィット

図3

医師が面会を許可した時間にMRはアポイントがとれ臨床現場に迷惑をかけません。決まった時間にしか、医師にプレゼンを聞いてもらえない習慣がなくなります。

様々な資料を渡すことができ新薬について多くのプレゼンができます。アプリなしで画面共有機能を有し、MRの手元資料を医師に見せることも可能です。URLを事前に送っておくと、決められた時間でなくても、医師に動画などのコンテンツを事前にみておいてもらう。そんなこともできるでしょう。

かりに医師側に急用ができたとしても、チャットに要件を書き、バナーに関連動画を紐付けておけば、簡単な説明を残すこともできるでしょう。交通費、駐車場代、人件費、接待費の節約はいうまでもありません。

MRのみならず、MA(メディカルアソシエーツ)、MSL(メディカルサイエンスリエゾン)などの同時参加も可能です。みんなが合意したアポイントメント時間で、MRとMSLも含めたグループミーティングができます(図3)。同じ新薬を協力してコラボ販売している外資系と内資系の製薬企業2社の2人のMRが同じ画面に入って共同で営業活動することも可能です。

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