――インナーはどう選んだのですか?

「フード付きのアウターと相性のいいバンドカラーシャツを選びました。ヴィンテージのハンティングシャツをイメージした一着で、双眼鏡を引っかけるストラップが胸元に配されているのがユニークですね。存在感のあるチェック柄で、アウターを脱いでも物足りない印象を与えません」

一番上のボタンを開けると適度にカジュアルな印象に
アウターを脱いだ様子。シャツのチェック柄やデニムパンツのヴィンテージのような風合いが目を引く

――パンツは細身ですね。

「トップスのボリューム感とのバランスをとるために、すっきりとしたシルエットのパンツを合わせました。1960年代ごろのデニムパンツの色落ちを再現したA.PRESSE(アプレッセ)の一本です。ヴィンテージ加工とは一目でわからない自然な風合いが魅力です」

――シューズについても詳しく教えてください。

「Timberland(ティンバーランド)の定番モデルである『3アイレット クラシック ラグ』という一足です。アッパーの素材にはレザーのほかに温かみのあるスエードが使われていて、秋らしさも感じられると思います」

「落ち着いたグレーはデニムパンツとも相性がいいです」

快適ご近所コーデ カバーオールは生成りで

――3組目はカバーオールを使った着こなしです。

「近所で友達と遊ぶ時のような、カジュアルで快適なコーディネートを意識しました。機能素材を使ったシャツやスエットパンツ、スニーカーに、オーバーサイズのカバーオールをさっと羽織って出かけるイメージです。カバーオールはエクリュ(生成り)で、スエットパンツもグレーに近いインクブラックと、ややくすんだ色なのも特徴です。はっきりとした白や黒を選ばないことでこなれた印象になります」

ジャケット 5万2800円(アプレッセ)、シャツ 1万7600円(ダイワピア39)、パンツ 2万7500円(ブラームス ルーツストック)、シューズ 3万800円(ニューバランス)、ニットキャップ 5500円(エンジニアド ガーメンツ)

――機能素材のシャツというのは?

「天然素材のような肌触りですが、実はポリエステル100%なんです。速乾性が高くシワになりにくいので、洗濯やアイロンがけのことを気にせずに着られます。日に当たっても色焼けしにくいのも魅力ですね」

――スエットパンツを大人が着こなすコツはありますか?

「“いかにも”な印象を与えやすいグレーを着ないことですね。また、生地に厚みがあり、シルエットにもたつきのない物を選ぶのも、部屋着っぽさを軽減する上で重要です」

ジャケットを脱いだ様子。柄物のアイテムや帽子を取り入れているので物足りなさは感じられない
限界まで密度を高めたハリのある生地が特徴のblurhms ROOTSTOCK(ブラームス ルーツストック)のスエットパンツ

――靴はニューバランスですね。

「シルエットにボリュームがあって、スエットと相性のいい『M990v5』というモデルを選びました。いわゆるハイテクスニーカーのジャンルですが、他のブランドに比べて落ち着いた印象なので大人でも取り入れやすいでしょう。もちろん履き心地も申し分ありません」

「髪形を気にせずにかぶれるニット帽は今回のご近所コーデにちょうどいいアイテム。エクリュのジャケットやグリーンを基調としたシャツと相性がいいアースカラーのものを選びました」

文:FACY編集部 山梨幸輝(https://facy.jp/) 写真:加藤潤


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