英語メールは丁寧さよりスピード重視

――ビジネスの現場で英語を使うためには、どの程度のレベルが必要ですか。

仕事内容によっても違いますし、担当者なのかリーダーなのか、ポジションによっても変わりますから単純には言えませんが、TOEICならば800点レベルは欲しいと思います。ビジネスの現場では早く文章を読むことも必要です。外国人と一緒に仕事をする場合はコミュニケーションがしっかり取れることも重要です。TOEICがすべてではないと思いますが、発話力があり、相手の言っていることもわかるレベルが必要です。

ただし、TOEICは海外ではあまり知られていませんので、それが採用の基準になることはないと思います。

――実際のビジネスの現場で求められる英語力には、どのようなものがありますか。

例えば、ライティング力は仕事の現場で問われる力の1つです。企業研修などで「失礼のないメールを書くにはどうしたらいいですか?」という質問をよく受けるのですが、実際のビジネスの現場では、多くの人が失礼のないようにできる限りきれいな英語を使おうと、時間をかけて一生懸命にメールを書いていると思います。

では、受け取る側の外国人がそれをどう思っているのかと言うと、実は「そんなに丁寧じゃなくていいから、もっと早くレスポンスがほしい」と思っているのです。実際に外国人にヒアリングしましたが、私たちの書くメールは十分に丁寧で、むしろ丁寧すぎるくらいだと彼らは感じています。彼らの希望は「キャッチボールがしたい」なのです。

神田外語大学特任教授・キャリア教育センター長の柴田真一氏

そういう意味では、メールをスピーディーに書けるかどうかがビジネスの現場では重要ということです。

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