40歳過ぎれば不安だらけ 10項目で将来をチェックミドル世代専門の転職コンサルタント 黒田真行

「人生100年時代」といわれる中、早期希望退職募集の増加や人工知能(AI)・IT(情報技術)を中心にした産業構造の変化の速さに戸惑いながら、将来への不安だけが膨らんでいくという40代以降の人からの相談が増えています。業績が右肩下がりになりつつある大企業で働く人ほど、将来不安に悩む傾向が強くなっているようです。「このままではダメかもしれないが、簡単に身動きできない」という悩みのループに陥っている人に、セルフチェックのポイントをお伝えします。

「将来は不安、転職も不安」 悩みながら時間だけが経過

じわじわと押し寄せる時代の変化。40歳を過ぎて人生の後半戦を迎えたものの、会社も自分自身も右肩上がりに成長していけるイメージが持てない。このままいくと、自分の市場価値は下がる一方かもしれないが、かといって簡単に動く勇気も持てない。勤務先の経営状況に不安を覚え始めたことをきっかけに、自分の将来についても悩み始めたものの、モヤモヤした不安のループから抜け出せないまま、時間だけが経過していく。

キャリアに不安を感じる40代以降の人が増えてきた(写真はイメージ) =PIXTA

ここ3年ぐらいの間に、そんな悩みを持つ人からの相談が急激に増えています。精神的に宙ぶらりな状況にありながら、行動に移せないと、45歳、47歳、50歳と年齢だけを重ね、機会を減らしてしまうことにもなりかねません。

まずは、現在の自分自身を把握するために以下の項目のうち、自分に当てはまるものをチェックしてみてください。

キャリア不安に関する現状を把握するためのチェック10

□ 営業や総務など異動が多かったので、これといった専門性がない

□ 家族を支える必要があり、年収や生活水準を下げられない

□ このまま会社に残っても市場価値が上がらない気がしている

□ 今から未経験の業界や仕事に就いても貢献できる自信が持てない

□ ベンチャー企業のスピード感には憧れはあるが、ついていける自信が持てない

□ 副業には興味があるが、社内規定の問題もあり踏み出せそうにない

□ 起業や独立は安定感が感じられず、とうてい考えられない

□ 資格取得や英語力などを身に付けて市場価値を高めたいと考えている

□ 目先の仕事や生活で一杯で、10年後のキャリアなどは考えられない

□ もし早期退職や役職定年などを迫られたら、どう対応すればいいかわからない

上記のチェック項目で心当たりがあるものが3つ以上ある人は、早めに準備を始めることをお勧めします。5つ以上ある人は、メンタル的にも追い詰められ始めている可能性があるので、今すぐにでも準備に取り掛かったほうがいいかもしれません。

明確に悩みがあるのに、「うまく行かなかったらどうしよう?」と、「できない理由」ばかりをあれこれ考えて行動がフリーズ(停止)してしまうことほど、もったいない時間の使い方はありません。リスクを最小限にするために小さく始めるとか、準備を入念にするとか、方法を工夫しながらでも、まずは行動をスタートさせることが重要です。

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