自宅で簡単にできる塩スイーツ「キャラメル栗」

栗の魅力はその濃厚な甘さだが、甘さを引き出す際に、これまた塩が活躍してくれる。小豆からあんこをつくる時に、少量の塩を入れると、塩のしょっぱさが対比効果として働き、甘味を引き立ててくれるのと同様に、加熱調理して甘味を引き出した栗に、少量の塩を加えるとさらにその甘さを濃厚にすることができる。

少量の塩で栗がさらに甘く

塩と言っても様々な種類がありそれぞれ特徴も異なるため、栗のほくほくとした食感や粘り気も踏まえて、いくつかおすすめの塩をご紹介したい。自分で栗を調理する時はもちろん、モンブランや天津甘栗を買ってきた時などにも、ぜひ途中で塩をつけたりかけたりして楽しんでみてほしい。

▼モンブランにかけるなら

粉糖のように細かくパウダー状の塩を茶こしなどでかけるのがおすすめ。全体にしっかりなじんで、モンブランのなめらかな食感を変えることなく凝縮した甘味が楽しめる。

 雪塩:海水塩/沖縄県宮古島/パラダイスプラン社製

 ぬちまーす:海水塩/沖縄県宮城島/ぬちまーす社製

▼天津甘栗や焼き栗にかけるなら

凝縮した濃厚な甘味と香ばしさをシンプルに引き立てるために、しょっぱさが強く、少し苦味がある塩がおすすめ。栗そのものの水分量が少なくなっているので、しっとりめの塩で水分を足すと、より食べやすくなる。

 赤穂の天塩:海水塩/兵庫県赤穂市/天塩社製

 瀬戸のほんじお:海水塩/国産/味の素社製

▼蒸し栗にかけるなら

甘味が強く水分量が多いので、さらさらタイプで、しょっぱさが弱めの塩がおすすめ。凝縮感も出て、味を濃く感じられる。

 海の精やきしお:海水塩/東京都伊豆大島/海の精社製

 インカ天日塩:地下塩水塩/ペルー/アルコイリスカンパニー製

▼茹で栗にかけるなら

濃厚なうまみや甘味のある塩がおすすめ。

 ひんぎゃの塩:海水塩/東京都青ヶ島/青ヶ島製塩事業所製

 伊達の旨塩:海水塩/宮城県石巻市/山田油業製

モンブランを自宅で作ろうとするとなかなか大変だが、最後に栗を使い、自宅で簡単にできる塩スイーツをご紹介しよう。渋皮を剥く際に形が崩れてしまった栗が活用できる。

▼キャラメルナッツならぬキャラメル栗

① フライパンに水20ccを入れ、そこにグラニュー糖50gを入れて、中火で沸騰させて溶かす。

② ①の端が薄く色づいてきたら、適当な大きさに割った栗(加熱調理済み)を入れてあえる。

③クッキングシートの上に②を四角くなるように置き、冷めるまで放置。

④ カチカチに固まるので、③の上に塩を振る。

⑤ 食べやすい大きさにカットしたらできあがり。

旬の味覚を積極的に食べることは、食の大きな楽しみの1つだろう。旬の栗を思う存分、楽しんでみてほしい。

(一般社団法人日本ソルトコーディネーター協会代表理事 青山志穂)

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