とり肉のピカタ、旬の野菜と合わせて

日経プラスワン

むね肉をしっとりやわらかく焼きあげるピカタをご紹介。旬のスナップエンドウと合わせて、食卓を明るく彩ります。

「ピカタ」の発祥には諸説ありますが、日本では卵の衣をつけて焼く料理として定着しています。このレシピでは、卵液に粉チーズを混ぜ、風味とコクを加えました。脂肪が少なくあっさりとした味わいのむね肉によく合います。

フライパンに入れたらついさわりたくなりますが、裏返すまでは、じっとがまん。動かさないことが、衣をはがれにくくするポイントです。また、卵は固まり始めると色づくのが早いので、火加減に注意。「弱めの中火」を保って焼きましょう。

材料(2人分、1人あたり266kcal)
・とりむね肉(皮なし)1枚(200g)
・塩、コショウ各少々
・小麦粉大さじ1
・A[卵1個、粉チーズ大さじ1]
・オリーブ油大さじ1
・スナップエンドウ60g
・トマトケチャップ適量

作り方(調理時間20分)

(1)スナップエンドウは筋をとり、熱湯で色よくゆでる。

(2)肉は厚さ1cmのそぎ切りにし、塩、コショウをふる。小麦粉をまぶす。

(3)ボウルにAの卵をほぐし、粉チーズを混ぜる。

(4)フライパンにオリーブ油を温め、肉にAをからめて入れる。弱めの中火で約3分、薄く焼き色がつくまで焼き、上下を返す。ふたをして、さらに3分ほど焼く。

(5)皿に(4)とスナップエンドウを盛り、好みでケチャップをつけて食べる。

献立の例 クラムチャウダー、タマネギのサラダ

ひとくちメモ

火加減 「中火」とは、炎の先が鍋の底に届く程度の火加減。必ずしも火加減を調節するつまみのちょうど真ん中ではなく、鍋の大きさや形状によって異なります。鍋の底に炎が届かない「弱火」と、「中火」との間の火加減が「弱めの中火」です。

(ベターホームのお料理教室=大井 一範撮影)

[NIKKEIプラス1 2022年4月16日付]

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