米国発「b8ta」 並ぶ41ブランド、人流データ解析

2022/1/16
店外の人流を解析するのが特徴だ(東京都渋谷区)

米シリコンバレー発のスタートアップで、体験型施設を運営する「b8ta(ベータ)」は2021年11月、日本国内で3店舗目となる「b8ta Tokyo―Shibuya」を開業した。食料品の取り扱いを拡大したほか、店前の人流データを解析するのが特徴だ。新たな取り組みに挑戦する実験店と位置づける。




自動車やコスメなど41ブランドの商品がずらり

渋谷駅から徒歩1分。ビックカメラの目の前、宮益坂下交差点の一角に開いたベータでは、約240平方メートルの売り場に、自動車やコスメなど41ブランドの商品が並ぶ。

先行する有楽町と新宿の店舗に比べ、食品ブランドの扱いを増やしたのが渋谷店の特徴だ。日本初進出となるラーメンの自販機「Yo―Kai Express」や「東京ヴィーガン餃子」など10ブランドを用意した。来店客はアンケートに答えると、9品を試飲・試食することができる。週末などのイベント時には5品を追加する。

「五感に訴えかけたい」。ベータ・ジャパン(東京・千代田)の北川卓司代表はこう話す。カフェスペースを用意するなど、新型コロナウイルス下で在宅時間が長くなる中で需要が拡大した食の分野を充実させた。

加えて渋谷店では、屋外にセンサーを設置し、人の流れを時間帯ごとに把握する。デンソー子会社のデンソーウェーブ(愛知県阿久比町)と組み、3次元センサーを設置した。米国発のベータは世界で約20店展開しているが、店舗外のデータを取得するのは初めて。同社によると小売店では珍しい取り組みだという。

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店舗内外の人流データ分析し、渋谷店の価値を可視化