日経プラスワン

炊飯器用レシピは説明書に書かれていたり、メーカーがウェブサイトで公開していたりするケースが多い。タイガー魔法瓶も炊飯器の機種ごとに調理可能なレシピをサイトで見られるようにしている。

例えば無水肉じゃが。牛肉やジャガイモ、ニンジン、タマネギなどの食材の下ごしらえをして、釜に入れる。あとは指定の調理メニューを選んで加熱すればよい。調理にかかる時間は45分ほどだ。

阪下さんが「包丁もまな板も不要で、手を動かす時間は5分」という手羽元の黒酢煮にも挑戦してみた。手羽元のほか、調味料を分量通りに加えていき、軽く混ぜて蓋を閉め、スイッチオン。完成は60分後だ。ちゃんと火が通るか心配だったが、ふっくらと仕上がった。鍋に付きっきりでいる必要がなく楽だった。

阪下さんは「簡単なレシピから挑戦し、炊飯器調理に慣れて幅を広げてほしい」、前田さんも「料理が苦手な人や忙しい単身者にも便利に使ってもらいたい」と話す。

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デザートづくりでも活躍

調理機能付き炊飯器ではケーキやパンを焼ける機種がある。デザートづくりにも活躍してくれそうだ。例えばリンゴと砂糖を混ぜ合わせて加熱する「プリザーブ(砂糖煮)」は15分ほどでできる手軽さだ。

阪下さんおすすめのホットケーキミックスと黄桃の缶詰を使ったケーキは生地を釜に流し込むだけで、ケーキ用の型を用意する手間が要らない。実際に試してみると、炊飯器からケーキの焼ける甘い匂いが漂い、簡単にできた。タイガー魔法瓶の前田さんは「子どもと一緒でも挑戦しやすいと思う」と語る。

(ライター 李 香)

[NIKKEI プラス1 2022年6月4日付]