2021/10/18

通帳発行や未利用口座も手数料がかかるように

松 さらに、新しく口座開設をする人は要注意。みずほは21年1月18日以降、三井住友は4月以降の新規開設口座に通帳発行の手数料が発生します。みずほは通帳の発行・繰り越しごとに1100円、三井住友は年間550円がかかります(*1)。

*1 みずほ銀行は70歳未満、三井住友銀行は18~74歳の新規口座開設者が対象。

トク これまで通帳を使っていた人はどうなるニャ?

松 従来通りに手数料なしで紙の通帳を使えますが、みずほは毎年1月末時点で1年以上、記帳していないと、「みずほe-口座」という紙の通帳発行がないウェブ口座に自動で切り替えになります(*2)。

*2 みずほ、三井住友とも口座残高が手数料額に満たない場合、自動的に通帳不発行型口座に切り替えとなる。

トク トクニャンは数年前、スマホに銀行アプリを入れてからは紙の通帳の記帳をほとんどしなくなったニャ~。

松 21年以前に口座を保有していた人は今のところ、通帳に関する手数料はかかりませんが、これを機に「紙通帳」派も「ウェブ通帳」に切り替えておくといいかもしれませんね。

トク 他に知っておいたほうがいい新しい手数料はあるかニャ?

松 気を付けたいのが「未利用口座」への手数料。三井住友は21年4月以降の新規口座開設者で「2年以上入出金がなく、残高が1万円以内」「ウェブ通帳を選択していない、SMBCダイレクトの利用登録をしていない」などが当てはまると、年間1100円の手数料が発生します。三菱UFJも21年7月以降の新規口座開設より、該当者から年間1320円の「未利用口座管理手数料」を徴収しています(*3)。

*3 両行とも定期預金や外貨預金などの口座があれば対象外。三井住友は18歳未満と75歳以上も対象外。いずれも21年8月時点。

トク 今までタダだと思っていた銀行サービスもどんどん有料になる時代なんだニャ……。

松 夫婦と子ども2人の家庭で使う銀行口座数は8~10口ともいわれているので、ムダな手数料の節約には「不稼働口座」の解約を。また、給与振込口座を「生活費」用に、金利などが比較的高いネット銀行を「貯蓄・投資」用にするなど、目的別に口座を使い分けましょう。

トク まずは使っていない口座をチェックだニャ!

この人に聞きました

松崎のり子
消費経済ジャーナリスト。生活情報誌で20年以上、マネー記事を担当。各メディアで消費者に役立つお金の情報を発信。著書に『「3足1000円」の靴下を買う人は一生お金が貯まらない』(講談社)など。

(取材・文 澤田聡子、イラスト おおの麻里)

[日経ウーマン 2021年10月号の記事を再構成]

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