海外での暮らし拡大 在留邦人、男性上回る
Wの未来
海外で暮らす女性が増えている。外務省の「海外在留邦人数調査統計」によると、3カ月以上海外に滞在している日本人118万人(2011年10月1日現在)のうち52%(61万人)が女性で男性(57万人)を上回る。1999年に逆転して以降、女性の方が多い。
世帯主の海外赴任に伴った家族も含むものの、自ら渡航した世帯主である女性も徐々に増加傾向にある。地域別ではオーストラリアなどオセアニア、欧州は女性が6割を超える。治安が比較的安定しているためとみられるが、最近は中東やアフリカでも増えている。
国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊の派遣も99年以降、女性の方が多い。総数が減るなかで最近の女性比率は6割程度だ。
海外インターンシップを運営する世界最大級の学生組織の日本支部であるNPO法人アイセック・ジャパンが12年度前期に送り出した約250人の男女比は半々。最近は文化的、地理的な近さに加え、経済発展を背景に、東南アジアへのインターンが増えているという。
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