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朝・夕刊の「W」

ママ社員の声を吸い上げ パソナ「社長ランチ懇親会」 Wの未来 会社が変わる

2013/6/26

通称「キャリアママチーム」はじめ育児中の女性社員が活躍している派遣会社パソナには、ママ社員の要望で2012年3月から始まった社長と子育て中の女性社員との意見交換の場がある。6月11日に開かれた3回目の「ママランチ懇親会」をのぞいてみた。

経営トップと直接意見交換

パソナで開かれた社長(右から2人目)と育児中の女性社員との意見交換会(6月11日、東京都千代田区)

「下の子が学童保育に入れず、いま待機しています」

「仕事と育児は両立していますが、家事まで手が回りません」

東京都千代田区にあるパソナ本社の会議室にはこの日、育児中の女性社員約30人が集まり、昼食をとりながら順番に自己紹介していく。子供の年齢や育児に話が及ぶと参加者からは「ええ~」「大変ねえ」と共感の声があがる。仕事と育児の両立では、どのママ社員も同じような苦労を経験する。初対面でも育児に話題が及ぶとぐっと距離感が縮まる。

とはいえ、自己紹介が終わったところで佐藤スコット社長(43)が入ってくると、部屋の空気が少し堅くなった。

「ママの声を経営トップに聞いてもらい、制度などの改善につなげましょう」。ママ社員だけの営業部隊であるキャリアママチームを率いる矢野美紀子チーム長(38)の呼びかけを合図に、佐藤社長との意見交換が始まった。佐藤社長も「いろいろ課題があるだろうけど、どんどんアイデアや意見を出して」と促す。

全社員の1割が育児中の女性社員 

パソナでは全社員の約10%、約250人が育児中の女性社員で、その多くが急な顧客対応などに追われる営業職場で働く。昨年は約100人が育休を取得。ほとんどが職場に戻るというが、育児、家事、仕事の「3足のわらじ」を履きこなすのは容易なことではない。

「出社時間を朝8時に早められますか」とママ社員が勤務時間帯について質問。佐藤社長は「その場合、誰か管理職もいないといけないのでは」と応じる。別のママ社員が、直属の上司が育児に対してあまり理解がないことを訴えると、矢野チーム長が「上司に跳ね返されたら、私たちがついています」と力強く励ます。

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