禁煙治療薬、禁煙外来活用のコツ「たばこ」どうすればやめられる?(2)日経ヘルス for MEN

(この記事のイラスト:まえかわひろし)

「意外に思えるかもしれませんが、何度も失敗している人の方が禁煙しやすい」と東京医科大学病院で禁煙外来を担当する平山陽示准教授は言う。だから、一度ぐらい禁煙に挑戦して、達成できなくても“自分は意志が弱い”とか“どうせやめられない”とあきらめてはいけない。

禁煙には同じ道を繰り返すことで成功にたどりつく場合がある。これを禁煙スパイラルといい、たばこの害に関心がある→禁煙に挑戦する→再度、喫煙を始める(禁煙を考える)という繰り返しの中で、医師のアドバイスや投薬治療を受けるので、成果が出やすいのである。

「今ではほとんどの喫煙者がたばこの害については理解しているはず。それを、いろんな理由をつけて“無関心”でいるのが、一番やめられない要因」という平山准教授も、実は10年ほど前まで実は喫煙者だったという。1度目の禁煙には失敗し、2度目の挑戦で成功して現在に至っている。

自身が喫煙者だった平山准教授が、喫煙の弊害と禁煙のメリットについて教えてくれるのだから説得力がある。「今まで禁煙をあきらめていた人でも、ちょっとしたきっかけで禁煙に成功する確率が高くなる」のだという。

「何度も失敗しているから禁煙は無理」とネガティブに考えてはいけない。失敗したといっても、禁煙できた期間があったのだから、それを徐々に延ばしていけばいい。一人で気力と根性で頑張るのではなく、医師と相談しながら挑戦すれば成功しやすい
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