好きな芸人ランキング、上位勢と初登場若手に見る人気の理由日経エンタテインメント!

日経エンタテインメント!誌 では、お笑い芸人の人気の実態を探るべくアンケート調査(「お笑い芸人人気調査」)を年1回実施している。芸人について「好きか」「嫌いか」「ブレイクしたと思うか」「来年消えると思うか」を調査し、ランキング結果を発表する。この企画は、2011年で10年目を迎えた。

「好きな芸人」1位の明石家さんまは、年代・性別で見ると30代女性ではまさかのトップ10以下。しかし、40代50代では男女ともに1位と、上の世代ほど支持率が高いという結果になった

「好きな芸人」1位は10年連続で明石家さんま。好きな理由は男女ともに「トークが面白い」(男性77.1%、女性83.8%)がトップで、ゆるぎない強さを示している。ここ2~3年は人気の陰りも見え隠れしていたが、この1年は司会を務める『ホンマでっか!?TV』(フジ系)が上げ潮傾向で、同番組の2011年の新春特番が自己最高の19.8%(関東)を記録。安定した人気に加え、新たなヒットを生み出している点が強さの秘密だ。

6月にはアメリカNBCの長寿バラエティ『サタデー・ナイト・ライブ』の日本版にあたる『サタデー・ナイト・ライブ JPN』(フジ系)のレギュラーキャストにも選ばれた。30代以上の男性、40代以上の女性で1位と、テレビをよく見る世代の支持が高いことから、さんまの天下はまだ続きそうだ。

20代と30代に強いさまぁ~ず、ファン層広げたタカアンドトシ

3位のタカアンドトシは、20代男性以外の年代・性別ですべてトップ10入り。女性の年代別でも20代は他と比べると順位は低め。弱点は20代か
2位のさまぁ~ずは、「気取らない」というイメージが高かった。「テンポが良い」と思っている男性も多い

2位になったのはさまぁ~ず。さんまの約半数の得票ながら40歳前後のアラフォー世代の彼らがここにきて大躍進。冠番組がすべて深夜番組の時期があり、今も9本の地上波レギュラー中4本が深夜という“深夜の帝王”だが、2010年4月にはその1つだったお散歩番組『モヤモヤさまぁ~ず2』(テレ東系)がゴールデン帯に昇格。同番組は、2011年1月度のギャラクシー賞を受賞するなど高い評価を受けており、DVDでもヒットになっている。深夜でもゴールデン帯でもブレない「ゆるさ」が20代30代を中心に支持されており、なかでも20代では男女ともに1位、30代は女性で1位(同男性は5位)。好きな理由は「トークが面白い」(81.7%)、「キャラクターが良い」(52.3%)、「出演している番組が好き」(45.9%)を挙げた人が多い。トークからロケバラエティまでどんなジャンルでも軽やかに笑いを取る2人だけに、上位の常連になる可能性は高い。

3位はタカアンドトシ。レギュラー13本を抱える超多忙芸人の彼らは2010年、メーン司会者(MC)を務める『お試しかっ!』(テレ朝系)がゴールデン帯に進出し、番組内の企画である「帰れま10」の人気もあって高視聴率を連発。これまで中心となっていた10代ファンに40~50代も加わった。50代ではいまや明石家さんまに次ぐ2位になっており、ゴールデン帯に強い芸人として頭角を現している。好きな理由は「トークが面白い」(男性66.7%、女性61.8%)のほか、「ネタが面白い」「テンポが良い」を挙げる人が多数で、年齢や性別問わず高評価だ。

4位は安定した人気を維持する爆笑問題。10本のテレビレギュラーを持つなか、2010年10月には太田光が処女小説『マボロシの鳥』を出版し、作家として脚光を浴びた。女性は20代以上のすべての世代で10位以内に入っているが、男性では40代以上でようやく10位以内にランクインしていることから、女性と熟年男性が爆笑問題の人気を支えていることが分かる。

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