「ジャンプ勢」が圧勝 マンガ家セールスランキング日経エンタテインメント!

『テルマエ~』も、『コミックビーム』(エンターブレイン)というマイナー誌に掲載された作品ながら、書店員を中心としたマンガ好きのネット投票で決まる「マンガ大賞」受賞をきっかけに大ブレイク。単行本3巻までで200万部に迫るヒット作となり、来年には実写映画化も決定した。

ここ数年、マンガ雑誌は発行部数が右肩下がりだが、ネットの普及などで掲載誌に関わらずヒット作を出せる時代になってきている。

年齢は2011年8月4日現在。生年しか分からない場合は生まれ年で算出した。※注…34位CLAMPは女性のマンガ家集団

女性作家の健闘も目につく。前出の田中氏も、女性作家の勢いをひしひしと感じると言う。性別が分かっているだけでも上位50人中20人以上が女性。『鋼の錬金術師』が大団円を迎え、新作が出たばかりの8位荒川弘や、前出の中村光、49位羽海野チカなど、少年誌・青年誌での活躍する女性作家も増えている。男性読者が女性マンガを、女性読者が男性マンガを読む読者のユニセックス化も進んでいる。「男性向け」「女性向け」といったジャンルのくくりが無意味になる日も近いかもしれない。

………………………………………………………………………………

1年半で200億円突破『ONE PIECE』の力

マンガ家セールスランキングで、2位に5倍差をつけて1位を獲得した尾田栄一郎。尾田が描く『ONE PIECE』は、直近1年半の期間で5486万冊を売り上げている(表2)。金額に直すとコミックス定価400円で計算したとして、219.2億円。

この売上高、ほかの数値に当てはめてみるとそのすごさが分かる。エンタテインメント企業では、『ONE PIECE』のテレビ&劇場版アニメも手がけるアニメ制作会社の最大手・東映アニメーションの2009年度の売り上げが209.6億。大手芸能事務所・ホリプロの2010年度の売り上げが209.7億。有名企業の年間売り上げに相当する金額を、尾田栄一郎1人で生み出していることになる。

エンタメ!連載記事一覧
注目記事
エンタメ!連載記事一覧