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慢性腰痛には安静より運動、腰痛治療の新常識 日経ヘルス

2013/3/31

日本人の8割が一生に一度は経験する腰痛。この腰痛の治療や診断が変わりつつある。日本整形外科学会と日本腰痛学会が新たにまとめた治療・診断の指針「腰痛診療ガイドライン」で私たちが受ける治療はどう変わる?

腰痛で受診したら、医師はまずレントゲンを撮り、骨に異常がなくても、「まずは安静に」と指示される──。こうした腰痛治療の常識が変わりそうだ。

「痛みを訴えて受診する人のうち、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など原因が特定できる腰痛は実は約15%。ぎっくり腰を含め、病態不明の『非特異的腰痛』のほうが多い」と腰痛診療ガイドライン策定委員会委員長で福島県立医科大学会津医療センター準備室の白土修教授。

この『非特異性腰痛』の原因の一つに「心理的・社会的なストレスがあり、これが改善を遅らせる要因にもなる」との視点が取り込まれたことが今回のガイドラインの一つの注目点。欧米ではすでにいくつかの研究でストレスと腰痛の因果関係が証明されている。「骨に異常がないのに、鎮痛薬などの治療をしても症状が改善しない人は、ストレスが関係している可能性が考えられる。腰痛のせいで人生真っ暗だと思い込んでいる人もいるが、腰のことばかり考えず、上手にストレスをコントロールし、気分転換を」と白土教授。

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