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東京ふしぎ探検隊

東京23区から見える富士山、ベスト10は

2013/1/1

■富士山が見える最遠は和歌山県で322.9キロ

各地で様々な顔を見せる富士山。日本一の霊峰はどれだけ遠くから見ることができるのだろうか。田代さんは地図総合ソフト「カシミール3D」を使って「富士山可視マップ」を作製した。

それによると北限は福島県二本松市と葛尾村の境にある日山(ひやま)。富士山からは299キロメートル離れている。愛好家がここから撮影した写真もあるという。

国内最東端は千葉県銚子市で富士山から198キロメートル。南端は八丈島で271キロメートル。いずれも写真に収められている。

田代さんが地図総合ソフト「カシミール3D」を使って作製した富士山可視マップ。ピンクの部分が富士山が見える場所

■三重の写真家、「最遠の地」からの撮影に成功

西端は和歌山県那智勝浦町にある色川富士見峠で322.9キロメートル。ここが理論的にも最遠の地だという。この地点が「発見」されるまでは、富士山愛好家による知られざるドラマがあった。

田代さんが電卓などを使って「富士山可視マップ」を作り始めたのは1986年から。テレビなどで和歌山県が理論上の最遠の地、と伝えたところ、多くの愛好家が証拠写真を撮ろうと動き出した。

1997年に322.6キロメートルの地点から富士山が写った「証拠写真」が撮影され、これが決定版といわれてきた。しかし田代さんは地図ソフト「カシミール」を使い解析を進めた結果、「理論上はさらに300メートル遠い322.9キロメートルの場所からも見えるはず」と指摘。そして2001年、ついに三重県の写真愛好家が小麦峠(現・色川富士見峠)での撮影に成功した。そこは田代さんが「予言」した場所だった。「もう破られることはないでしょう」と田代さんは太鼓判を押す。

富士山は多くの日本人にとって特別な存在だ。23区では今回取り上げた以外にも多くの富士見スポットがある。空気が澄んだこの時期に、自分好みの「○○富士」を探したい。(河尻定)

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