成功するためにNGな食べる順番を覚えよう

食べる順番ダイエットを試して、効果を感じにくかった人の声を集めると、おかずとご飯を交互に食べる「三角食べ」をしていた人が多い。最初の一口二口だけ野菜を食べればいいのではなく、野菜を食べ切ってから、肉や魚に進むことが重要。コース料理や懐石料理のイメージだ。

「野菜」の分類にも注意。マカロニサラダのマカロニはもちろん、ポテトサラダのジャガイモもでんぷん。いずれも、食べてはいけないのではなく、ご飯と同様に最後になら食べてOKだ。

果汁100%ジュースなら大丈夫だろう、というのも間違い。青汁などの葉野菜を搾った野菜100%ジュースを飲み物にするのはOKだが、「野菜の働きを、かめない野菜ジュースに置き換えることはできない」と馬渕院長はいう。

(写真:福岡 拓、以下同)
三角食べはやってはいけない
[1]まず野菜→[2]次に肉や魚→[3]ご飯は最後に少しだけ、が基本です

学校給食などで、汁物、おかず、ご飯を順序よく食べるように指導された人も多いだろうが、食べる順番ダイエットではNG。「まず野菜を食べ切ってから肉や魚に進み、それも食べ切ってお腹に余裕があれば、最後のご飯を食べるのを基本にすること」(馬渕院長)

ポテトサラダやマカロニサラダは野菜ではない
とりたいのは野菜の食物繊維です

でんぷん主体の芋類やカボチャ、糖分の多いトウモロコシは、[3]グループの「ご飯扱い」。またサラダでも、マカロニサラダのマカロニは小麦粉製品だから、「ご飯扱い」。アフリカ料理でサラダに使われるクスクスも、小麦粉製品。大豆以外のあずき、レンズ豆、いんげん豆、ひよこ豆は炭水化物50%以上で「ご飯扱い」に。

ジュースを先に飲んではいけない
果汁100%ジュースの糖分は非常に高く、肥満ホルモンのインスリンが出るもとに

のどがかわいていたので食事より先に持ってこられたフルーツジュースをごくり。これだと糖分をたっぷりとってしまうので血糖値は急上昇し、その後の食べる順番も効果は大幅に減る。飲むなら水など甘くないものを。

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もっとうまくいく、食べる順番レベルアップのコツ