ゆとり教育世代女子、楽観的でコスパ感覚は抜群働く女性の25年 世代別研究(5)

彼女たちが重視するのは、「コスパ」や「効率」。いかに要領良くスムーズに、物事をこなせるかということに価値を置いている。そのため、「要領が悪い」「~さんにやってもらったほうが早くできる」など、パフォーマンスの悪さをとがめられると傷つく。

専業主婦に憧れも、共働きが現実的と割り切り

「デフレ世代や草食系世代は、自分の職場で性格や存在を否定されることを恐れています。それは彼女たちがある程度、仕事と自分を同化させているという証拠。しかし、ゆとり世代は違う。仕事はあくまで時間の切り売りだと割り切っている」と牛窪さん。

ワークライフバランスへの関心も高い。10年に改正育児・介護休業法が施行されたことで、夫婦の共働きを前提とし、「イクメン」推奨の動きが活発化する中で社会に出た世代のため、専業主婦に憧れを持ちつつも、「働き続けること」を現実的と考えている人が多い。「すでに今の35歳以下には、家事や育児を自分の問題として捉えられる有望な男性も多い。若い世代ほど、さらにてらうことなく、妻を支えてイクメンに徹する男性が増えていくはず」(福沢さん)。

そんなゆとり世代に力を発揮させるためには、「あなたなら2時間でこの仕事ができるから、会社にとっては大きなメリットになる。挑戦してみなさい」などという伝え方がいい。自分の効率の良さが役立っているという、確かな手応えが彼女たちのモチベーションを上げる。

また、ゴールに至るまでのマニュアルや得られるメリットなどを、きちんと理解できれば素直に頑張れるのがこの世代。「自分たちを学生のような立場だと思っているので、上司には教育者であることを求める。学校教育の延長であるかのように、丁寧なアプローチをしないと効かないこともある」(福沢さん)。

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