新インタフェースに批判集中 タッチ操作統合で混乱Win 8の不満(下)

ところが、Windows 8では、このスタート画面がパソコン起動直後に表示されるのだ。回答の中には「わざわざ使わない画面を切り替えさせられるのは苦痛だ」と訴える意見もあった。

一方、デスクトップ画面の中核機能であった「スタートメニュー」は廃止された。この点については「スタートメニューがないので、なかなか操作に慣れない」など、疑問を呈する意見が多数寄せられた。長年慣れた操作に対する変更が、ユーザーにとっていかに負担であるかを端的に示した結果といえる。

終了操作の工程増える

スタートメニューで行っていたパソコンの終了操作が、主にストアアプリで利用する「チャーム」と呼ぶメニューに移った点にも不満が多い(図3)。チャームは、デスクトップ画面でもマウスポインターを右下隅に置くなどして表示できるが、終了操作の項目を表示させるにはチャームの「設定」から「電源」をたどる必要がある。

図3 Windows 7ではスタートメニューを開けばシャットダウンできた。Windows 8だとチャームを開き、「設定」の項目をたどる必要がある。またログオフは「サインアウト」となり、スタート画面から操作するよう変更された

回答の中には、「パソコンを終了させるのに、わざわざ工程を増やすのは理解できない」「シャットダウンが設定の項目にあるのは分かりづらい」などの不満を訴える意見があった。

なお、これまで他のシャットダウン項目と同じメニューで選択できたログオフは、「サインオフ」との名称になり、スタート画面から実行するよう変更された。この点もやや分かりづらい点だ。

ストアアプリの所在が不明

図4 新UIで使えるストアアプリには質や量の向上を期待する声が強い。Windowsストアのサービス内容について不備を指摘する意見もあった

Windows 8の新UIを生かすにはストアアプリが不可欠であるが、「デスクトップアプリと同等に使えるストアアプリがなく、不具合もよく見受けられる」「ストアアプリの数が少なく不満」といった意見がいくつも見受けられた。ストアアプリの質や量に対し、何らかの不満を抱くユーザーは少なくない(図4)。

ストアアプリの挙動について不安を訴える声もあった。その最たるものが「ストアアプリがどこにインストールされているか分からない」という内容。ストアアプリは、従来のようにWebやメディアなどからインストールするのではなく、専用の「Windowsストア」で入手する仕組みになっている。

ストアアプリはダウンロード後、システムの脆弱性を抑えるために、システムドライブ上のユーザーがアクセスできない場所に格納される。問題は、既存のデスクトップアプリのように保存先がユーザーに明示されない点。これらは安全性確保のための処置であるが、ユーザーへの説明が不足している感は否めない。

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