高望みせずに自分らしく生きたい“団塊ジュニア世代”働く女性の25年 世代別研究(2)

バブル経済真っ盛りの88年に創刊した日経WOMANは、2013年4月に25周年を迎えた。この四半世紀で、働く女性たちはどのように変化してきたのだろう。そして、今後どのような道を進んでいくのだろうか。「女性と仕事」をメインテーマとするジャーナリストで昭和女子大学特命教授の福沢恵子さんと、世代・トレンド評論家でマーケティングライターとして活躍する牛窪恵さんに話を聞いた。2回目の今回は、何かと報われない「団塊ジュニア」世代をみていく。

30代後半・団塊ジュニアは、貧乏クジ世代&さまよい世代

(イラスト:miya)

第二次ベビーブームの中で生まれ、受験戦争など熾烈な競争の中を生きてきたこの世代。社会に出る頃にはバブルがはじけ、新卒採用が抑制されて就職氷河期が到来。女子大生ブームにも女子高生ブームにも外れ、「貧乏クジ世代」とも呼ばれる苦難の世代だ。「競争に勝ち抜かないと生きていけないという覚悟がある人たち。そして、努力が報われないジレンマを抱え続けている」と福沢さん。

同世代の有名人
吉瀬美智子(38歳)・木村佳乃(36歳)・篠原涼子(39歳)・SHIHO(36歳)・中谷美紀(37歳)・東尾理子(37歳)・本上まなみ(37歳)など

この世代の働き方に大きな影響を与えたのが、99年の労働者派遣法改正。雇用形態に「派遣社員」という新たな選択肢が加わるようになったのだ。人口が多くただでさえ競争が激しい上に、不況にも襲われ、満足な内定をつかめない人も続出していた時代。そんな中、「(20代のうちは)正社員と同等の月収があり、17時には帰れるからアフターファイブに習い事もできる。まあまあ、いい働き方なんじゃないか……ということで、派遣社員になる人も多かったのです」と牛窪さん。

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仕事一辺倒のバブル世代に反感、ワークライフバランス