スマホで体をチェック 「健康のお供」にしたい体組成計

ダイエットブームや健康志向の高まりを受けて市場は広がっているものの、これまでは継続的に計測する習慣がなかなか根づかないという課題を抱えてきた「体組成計」。これを克服する機能として注目されているのが、スマートフォン(スマホ)にデータを転送し、日々の変化をグラフで確認できるサービスだ。スマホ連携の体組成計は、国内では2009年末に、iPhoneなどに対応した仏Withings製の「Wifi Body Scale」の輸入販売が開始されたのが最初だが、2012年秋にはアンドロイド(Android)端末に対応したモデルが国内メーカー3社から出そろった。国内メーカー3社のモデルを、使い勝手の観点から徹底的に比較した。

スマホにデータを送ってグラフ化できる体組成計が、2012年、タニタ、オムロン ヘルスケア、パナソニックから相次いで発売された。自分の体における日々の変化を視覚的に把握できるため、怠けずに計測する動機づけになりそうだ。今回は、「計測時の使いやすさ」、「スマホへのデータ転送のしやすさ」、「スマホ向けアプリの使いやすさ」の3点から比較してみた(図1[注1]

図1 今回テストした、国内大手メーカー製のスマホ連携体組成計

短時間計測と簡単転送に特徴

結論から言うと、最も薦められるのは、オムロンの「カラダスキャン HBF-252F」である。計測にかかる時間が約4秒と最も短かったうえ、スマホへのデータ転送にはNFC(近距離無線通信)を採用しており、アプリを立ち上げてから体組成計の天板にタッチするだけで簡単にデータを取得できる。何回か計測し、後からまとめて転送することも可能だ(図2)。

図2 計測にかかる手間と時間に大きな差があった。オムロンのHBF-252FとパナソニックのEW-FA43は、電源オフのまま体組成計に乗ると、自動的に電源が入り、計測がスタートする。過去の計測値と比較し、誰が乗ったかを識別する自動識別機能を備える。登録した番号ボタンを押してから計測するタニタと比べ、手間も時間もかからない

スマホで確認できるデータの内容は簡易的でやや物足りないが、データはクラウド上に保存されており、パソコンからアクセスすれば異なる3つの指標を組み合わせたグラフを見ることができる。このグラフでは、同社の活動量計、睡眠計、血圧計などの計測データとの連係もでき、健康を管理するには最適だ。

[注1]計測項目の名称はメーカーによって異なる。タニタでは「体年齢」は「体内年齢」、「筋肉レベル」は「筋肉量」、「骨レベル」は「推定骨量」となる。また、体重以外の計測項目は年齢によって測れない場合があり、体脂肪率の場合、タニタとオムロン ヘルスケアは6歳以上、パナソニックは10歳以上が対象となる。体組成計内部に蓄積できるデータ量は1ユーザー当たりのもの。パナソニックの場合、同じ日に複数回計測しても、その日の最新の計測データしか保存されない。
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