上のチェック項目で自分のタイプを確認しただろうか。疲れセンサーが鈍い、漢方でいうところの「実証タイプ」は、達成感や勝負へのこだわりが強いタイプの人だ。「既に疲れがたまった、病気の一歩手前の状態だと認識すべき」(丁教授)。

一方、疲れを感じやすい「虚証タイプ」は、疲れをその日のうちに取らなければやっていけないタイプ。頑張りが利かないといわれることもあるが、「オフには参考にすべき“休み上手”ともいえる」(丁教授)。家族や友人など周りに虚証タイプの人がいたら、休日のプランニングは任せてみるといい。

「最近、ちょっとがんばりすぎかな?」と自分で思った場合は注意が必要。「本来は虚証タイプでも、仕事などでがんばろとすると実証タイプに傾いてしまい無理を重ねてしまうことも多い」と丁教授はいう。

オフもオンも頑張って活動しようとする人は、体を自動で調整、制御する自律神経が24時間休みなしで働いている状態になっている。一方、「現在の社会で働きづくめだと自律神経の疲れがたまりがち。回復には休日が必要」と話すのは、順天堂大学の青木晃准教授。

自律神経とは、意識せずに体温、消化、代謝、免疫など、体の機能を自動調整する体の神経の働きだ。大別すると交感神経と副交感神経が働く。「この働きが低下し、エネルギーの代謝がうまくできないと太りやすくなる。皮膚の新陳代謝が滞れば、シミ・シワ・くすみができやすく、免疫系に影響が及べばかぜを引きやすい」(青木准教授)。

自律神経が疲れる主な理由は日常の生活環境が地球の自然環境とは違ってしまっているから。自律神経の役割の一つ、体温調節であれば汗をかいたり、震えたりして自然環境に体内環境を合わせる。ところが、現実は冷暖房完備が当たり前で、夏は屋内の温度差により不調をきたすことも。20代なら乗り切れても、40~50代になるとこの疲労の蓄積が、「やせにくくなった」といった変化として表面化するのだ。