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ママ友に保育を依頼するときの礼儀とお金のルール

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NIKKEI STYLE

 子どもの習い事や塾の送り迎えは、忙しい共働きファミリーにとっては悩みの種です。自分たちだけですべてをこなすことはなかなか難しいもの。ママ友や知人にお願いしたいけれど、そのルールや心構えはどうしたらいいのでしょう? 日経DUALがリクルートエグゼクティブエージェント・エグゼクティブコンサルタントの森本千賀子さんに聞きました。

わが家の長男(現在、小3)は小1から塾へ通い始めました。それも、当時から行き帰りは1人でバスに乗って……。周りのママ&パパからは「1人で大丈夫?」と心配されましたが、当の本人は 「大丈夫だから絶対ママはついてこないで」と涼しい顔。毎回、楽しげに通っていました。

息子が「塾がつまらなくなった。もう行きたくない」と言い出した

でも、担当の先生が変わった途端、「つまらなくなった。もう行きたくない」と言い始めたので、週に2度の個別指導塾に変更して対応することにしました。

こんなふうに子どもが習い事を嫌がり始めたときは、親は冷静に対応することが必要です。部下マネジメントに似ていますよね。上司が頭ごなしに何か言っても、反発を買うだけです。

「何言っているの」と説き伏せて、無理やり行かせてしまっては子どもがかわいそう。こんなときに一番大事なのは、子どもから事情をよく聞くことだと思っています。例えば「課題が難し過ぎる」「先生との相性が悪い」「他の生徒との人間関係に悩んでいる」といった本音が隠れている可能性もあります。

幼い子どもにそれを最初から分かりやすく説明させるなんてどだい無理な話です。丁寧に寄り添いながら話をしていけば、なぜ嫌がっているかが分かります。そうしてから、その課題を解決するための行動を取ればいいのです。一番信頼できる大人として、子どもの悩みに向き合い、具体的に解決策を講じるのも親の役目です。

さて、わが息子はその後、学校での親友に誘われて、家から少し離れた別の塾に週に2回、通うことになりました。幸運にも、その親友のママが車で送迎を買って出てくれました。

長男の小学校は制服があるので、塾の日の朝は、私服の着替えを持たせます。学校が終わると、親友の家へ直行。相手のママに着替えと軽い食事をお願いし、塾へ車で送ってもらいます。塾の後は、親友のママと、親友と3人で外で夕飯を取り、自宅に送り届けてもらっています。

ママ友に保育をお願いするときは、礼儀とお金のルール決めが必須

忙しいワーママ(ワーキングママ)&パパは、子どもの習い事にまつわる情報収集や移動についても、頼れる方がいるのであれば、どんどん力を借りるべきです。「こんなに頼ってしまってよいのだろうか」と遠慮することはないのではないでしょうか。任せるところは思い切ってお任せする。

その代わり、礼儀は重んじる。そして、お金のルールをしっかり決める。

私の場合、「息子が何か悪いことをしたら、どんどん注意してください」とお願いしていますし、食事代などの費用は「すべてここから出してください」と、息子用の財布を預けています。時にはお礼の菓子折りなどもお渡しします。そして都合さえつけば、週末などは私が相手のお子さんを預かったりもします。

塾の授業で分からないところを解消するために、個別指導は引き続きお願いしています。

次男は、水泳のほか、空手、英語、そして、右脳教育で有名な幼児教室に通わせています。その効果は、正直、まだ分かりません。私は教育のうえでも「これって何だろう。息子にいい刺激になるのではないだろうか」と自分自身が心から興味を持てたものは、とことん子どもにも体験させてみることが大事だと思っています。息子を通して、"実験"しているというのが正直なところです……(笑)。教育に正解はない。でも、挑戦してみなければ、何も始まりませんよね。

考えてみれば、仕事だってそう。どんな働き方が最善なのかは、最終的には分かりません。でも、やってみなければ何も始まらない。私はそう思うのです。仕事と教育って、どちらもその人の良さを伸ばすためのもの。似ていて然るべきなのかもしれません。

習い事は、親にとっても、利用価値の高い"育児ツール"

習い事はもちろん子どもに何かを学ばせるというのが第一義。でも、それだけではありません。日常生活にはない視点や切り口で、子どもを理解し、子どもの成長に気づいてサポートするための「育児のきっかけ」を提供してくれる。親にとっての強力な育児ツールです。

ワーママ&パパは、情報を収集するアンテナを仕事で鍛えているはずです。そのアンテナをフルに生かして、「これだ」と思った習い事を子どもに提案してみる。そして、3つのポイントである「自尊心を持たせる」「任せる」「観察する」を軸にして、しっかり回す。

習い事を通して培った知識や人脈は、必ずや、子どもが人生を歩んでいくうえで道を照らす"サーチライト"になってくれるはずです。

森本千賀子
 リクルートエグゼクティブエージェント・エグゼクティブコンサルタント。1993年、現リクルートキャリアに入社。1年目から営業トップセールスウーマンとして社内外で有名な転職エージェントに。2010年4月、リクルートエグゼクティブエージェント参画。2012年7月にNHK番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演。著書に『No.1営業ウーマンの「朝3時起き」でトリプルハッピーに生きる本』『本気になれば人生が変わる! HONKI SWITCH ON』『メンターBOOKS 女性管理職のFAQ』『1000人の経営者に信頼される人の仕事の習慣』『本気の転職パーフェクトガイド―トップコンサルタントが教える』、最新刊『後悔しない社会人1年目の働き方』などがある。

(ライター 青木典子)

[日経DUAL2014年2月25日掲載]

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