チェックリストで将来の「脳の力」を診断脳を鍛える技術(2)日経ヘルス プルミエ

最近の研究で40代、50代での食事や考え方、生活習慣が、将来も“働く脳”を保つために大切なポイントだということが分かってきました。まず、各項目ごとにセルフチェックしてみて。将来の「脳の力」を診断してみましょう。

「40代からのライフスタイルが脳の健康にとって重要です」と指摘するのは、もの忘れクリニックで多くの患者を診ているおくむらクリニック(岐阜市)院長の奥村歩さん。脳の中では神経細胞同士が信号を交換するネットワークが張り巡らされています。キャッチした情報を分析し、的確な行動の指令を出すのには、脳内ネットワークである「認知予備力」がきちんと働くことが大切です。「この認知予備力を高めるには、体や頭を使って人と行動し、知的好奇心を刺激するような生活が大事なのです」(奥村さん)。

脳の力を高める余暇の過ごし方は「知的活動」「社交性」「有酸素運動」の三つがキーワード。自宅で一人でDVDを見るより、友人と一緒に映画館へ出かけ、語り合うほうが脳にとってはよい行動なのです。特に、相手の意思をくみ取りながら自分の気持ちを表現する“コミュニケーション”は、脳のワーキングメモリを駆使する作業。脳内ネットワークを刺激します。

肥満や過食気味の食生活も脳にとっては悪習慣。中でも避けたいのは「食べすぎ」です。これに高血圧、糖尿病などの生活習慣病が重なると認知症発症のリスク大。ただし、肉や魚などのたんぱく質が不足する食生活も脳には良くありません。バランスのよい食事や知的活動、運動を心がけ、コミュニケーション力を高めるライフスタイルを目指しましょう。

以下は将来の脳の力を診断するチェックシート。あなたも試してみてください。

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