A4機・節電・スマホ対応…変わるオフィスプリンター

オフィスで書類の印刷に日々活用し、仕事に不可欠な道具であるプリンター。家庭向け製品とは違って、ビジネス向け製品は“進化”が遅いと思われがち。だがビジネスプリンターも、着実にモデルチェンジを重ね、性能の向上や機能の追加、そしてコスト低減を実現している。特に最近は、書類のA4化の進展や東日本大震災以降に高まった節電の必要性などから、小型機やインクジェット機のラインアップが充実してきた。最新製品選びの勘所を紹介しよう。

インターネットや社内LANなどネットワークが普及してオンラインで完結する業務が増えたとはいえ、オフィスではまだまだ「紙」が主役。書類や資料を印刷するためのプリンター選びは重要だ。

ここ数年、進化の著しいスマートフォンやテレビほどではないが、プリンターも印刷速度や消費電力、使い勝手など性能・機能の進化は着々と続いている。印刷可能な用紙も広がり、外注していた印刷物を内製化してコストを削減するといった活用もしやすくなっている。数年前の機種から買い替えれば、満足度はかなりアップするだろう。印刷可能な用紙も広がり、外注していた印刷物を内製化してコストを削減するといった活用もしやすくなっている。

コンパクトなA4機が増加

まず、最新の製品トレンドを見ておこう。職場で使うビジネスプリンターといえば、高速でA3用紙にも対応するページプリンター/複合機が主流だが、オフィスで使う書類のA4化が進んだこともあり、コンパクトなA4対応プリンターが増えている。価格も手ごろで、1分当たり20枚前後印刷できるカラー機が数万円から。より低価格なモノクロ機も、運用コストに厳しいユーザーを中心に根強いニーズがあり、新モデルが数多く登場している(図1)。

図1 主なビジネス向けプリンターのタイプと価格帯。ページプリンターは、速度や給紙容量、耐久性などによって価格に幅がある。低コストなインクジェットプリンターにもビジネス向けの製品が増えた。このほか、ポスターなどの印刷に便利なA3ノビ対応のカラーインクジェット機もある

目立った動きとしては、2011年にセイコーエプソンがA4対応機の製品ラインアップを強化。大企業向けを得意とする富士ゼロックスも、新たに中小規模市場に向けて小型のA4 カラー機「DocuPrint CP200 w」などを2011年12月に投入した。日本ヒューレット・パッカード(日本HP)も、A4カラーのエントリー機「HP LaserJet Pro 400 Color M451dn」を2012年2月に投入している。

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