2011/11/21

職場の知恵

~聞き上手になるための3つの基本スキル~

うなずく技術
【Point!】 明るい話題のとき軽快にうなずく
【Point!】悲しい話題や深刻な話題のときゆっくりうなずく
【Point!】相手の話が興に乗ってきたとき「それで、それで?」という雰囲気で「ウンウン」とうなずく
【Point!】理解してほしいというポイントのとき深くうなずく】

相手の話をしっかり「聴いていますよ」と伝えるために意識したいことに「うなずき」がある。

「うなずきは、あなたの気持ちが分かりますよというメッセージになる。うなずき方に少し注意すると、会話のテンポがよくなり、話し手から話を引き出す助けになります」

基本は相手のテンポに合わせること。上のように、明るい話題なら軽快に、深刻な内容ならゆっくりとうなずく。「表情も相手に合わせるようにすると、しっかり聞いている雰囲気がさらに伝わるようになる。ただし、過剰なうなずきは逆効果。相手が『本当に聞いてるの?』と不信感を抱くきっかけにもなる。会話のテンポを忘れずに」

相づちの技術
【Point! 相づちはタイミングが大事】
「はい/うん」「そうですか/そうなんだ」「そうですね/そうだね」相手が息継ぎを入れるタイミングで相づちを入れる

うなずきのほかに、聴き方のスキルとして相づちがある。言葉を伴うリアクションは、うなずきより積極的なもの。ただし、「それはないでしょう」「そうかな~」という否定的ともとらえられる相づちは×。「肯定的な相づちを、基本的には相手の話の句読点にあたる場所で返すことです。息継ぎのタイミングと意識すれば分かりやすいはず」。相づちは、相手の声のトーンやペース、話の内容に合わせることを考えて。「相づちが止まってしまったときは、相手の話に反論したくなっているとき。軌道修正のバロメーターになります」