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肌のくすみや乾燥…腸内のビフィズス菌不足が原因

2014/1/8

 便秘の人は、腸内環境が悪化している。便秘だから腸内環境が悪化することもあるし、腸内環境が悪いから便秘になる場合もある。

 腸には100兆個ともいわれる菌が住み着いていて、乳酸菌、ビフィズス菌に代表される善玉菌と、ウォルシュ菌、大腸菌に代表される悪玉菌が存在する。「腸内環境はこのバランスによって決まります。慢性的に便秘が続いている人の腸では、ビフィズス菌がかなり減少しています」と話すのは、藤女子大学人間生活学部食物栄養学科教授の池田隆幸さん。具体的には、その数は健康な人の約10の1まで減少しているという。

■腸内環境の悪化は不美人のもと!

 腸内環境の悪化は、不健康はもちろん、不美人の原因となる。ビフィズス菌などの善玉菌が減って、悪玉菌が増えた腸内環境では、悪玉菌が作り出すフェノール類が増加。さらに便秘による腸への長期蓄積も手伝って、体内にたくさんのフェノール類が吸収される。それが血流を介して皮膚に到達し、蓄積すると、表皮細胞の正常な分化に変調を来たす。その結果、皮膚のくすみや乾燥が起こりやすくなるのだ。

 また、便秘の人は腸管バリア機能が低下して、悪玉菌である大腸菌やブドウ球菌などが体内に侵入しやすい。これらの菌や腐敗産物が体内に侵入すると、体のさまざまな場所で炎症が起こり、その結果、肌荒れ、肌乾燥、敏感肌などの肌トラブルを招く。それだけではない。体内に循環した腐敗産物の増加は、体臭にも影響を及ぼす。つまり体が臭くなる。腸内環境の悪化は、女性にとってはショックなことだらけなのだ。

■ビフィズス菌が美肌をつくる

 健康で、美しい肌を保つためには、悪玉菌は少なく、善玉菌が多い腸内環境を維持する必要がある。善玉菌のひとつであるビフィズス菌は、美肌に欠かせないビタミンB群を産生する。さらにビフィズス菌は美容に効果的とされるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルの吸収を促進する働きもある。

 いいことだらけのビフィズス菌だが、腸内のビフィズス菌の量は、乳児のときに最も多く、加齢と共に大幅に減少してしまうことが知られている。とはいえ、ビフィズス菌の割合には個人差があるのも事実。「ビフィズス菌が減る主な原因は、加齢、ストレス、偏食(食物繊維不足)、運動不足、便秘。食事や運動など生活習慣を見直すことで、ビフィズス菌の減少をある程度、防ぐことが可能です」と池田さんは話す。

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