横浜に新高速、羽田-東名が30分に 外環・圏央道は…

東名横浜青葉IC。左右に分かれる道に挟まれた部分が、横浜環状北西線のためにあけてある場所。ちょうど2車線分ある。中央にある柱の左側には接続用のジョイントが少しだけ見える

慢性的な渋滞が続く首都高速道路。その改善を狙って、横浜市で新路線の整備が始まった。完成すれば羽田空港から東名高速道路方面へのアクセスが向上する。長年の懸案だった東京外郭環状道路(東京外環道)も実現に向け動き始めた。まだある新路線計画と、渋滞の歴史に迫る。

東名と第三京浜をつなぐ横浜環状北西線

横浜市北西部にある青葉区。東急田園都市線・市が尾駅から10分ほど歩いていくと、高架上を走る道路が複雑に交差する場所が見えてきた。東名高速の横浜青葉インターチェンジ(IC・横浜市青葉区)だ。高架を下から見上げたら、ちょうど料金所のあたりで道が左右に分かれていた。よく見ると、真ん中部分に2車線分くらいの余裕がある。実はこの部分、新しい道路を接続するために1998年の建設当初からわざわざ空けてあるという。

ここに新しくできるのは、「高速横浜環状北西線」。横浜青葉ICと第三京浜道路の港北ICとをつなぐ路線だ。横浜市都筑区にある港北ICは、新横浜駅のほど近く。北欧の家具チェーン店、イケアの日本進出2号店があることでも知られている。

北西線の総延長は7.1キロ、うち約4キロが地下を通る計画で、7月25日に横浜市と首都高速道路会社が事業着手を発表した。完成は2021年度の予定だ。

既に建設が進んでいる「横浜環状北線」と港北ICで接続する。北線は港北ICから横浜港にある生麦ジャンクション(JCT)までをつなぐ新路線で、2016年度中に完成の見込み。北西線、北線がそれぞれ開通すれば、東名から首都高横羽線・湾岸線へのアクセスが向上し、東名と湾岸エリアが一気に近くなる。

「羽田-たまプラーザ」が30分に 保土ケ谷バイパスにも波及

首都高会社によると、2つの新路線が完成すれば、羽田空港から東急田園都市線の「たまプラーザ」駅(横浜市青葉区)までの所要時間が約30分と現在よりも半分近く短くなる。東名と第三京浜をつなぐルートが増えることで、渋滞の激しさで知られる「保土ケ谷バイパス」の交通量も現在の1日17万台から14万台へと減ると予想される。「周辺道路への波及効果は大きい」(首都高会社建設事業部)

エンタメ!連載記事一覧