東野、佐伯の2トップは不動 「売れる作家」ランキング日経エンタテインメント!

 

また、ランキング作成の手法上、多くの著作を持つ作家がランクインしやすい一方で、1冊のビッグタイトルだけでランクインした作家もいる。18位岩崎夏海は『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』を含めて出版数が3点、水嶋ヒロ柴田トヨに至っては1点だけでのトップ100入りだ。ネットの普及による口コミの力や、メディア展開の工夫で著者の経験や知名度にかかわらず、ヒットが出せる傾向は強まっている。

消えたケータイ小説

勢いが薄れたジャンルもある。前回も斜陽傾向が見られたケータイ小説家は、全員キレイに姿を消した。『獣の奏者』の上橋菜穂子(58位)が健闘を見せるSF・ファンタジー作家も元気がない。海外小説家も、唯一『ダ・ヴィンチ・コード』の88位ダン・ブラウンが継続してランクインしたのみで、総勢で4人とふるわなかった。

(日経エンタテインメント! 平山ゆりの ライター 土田みき)

[日経エンタテインメント!2011年9月号の記事を基に再構成]

【作家セールスランキング 作成方法】
日販と取引のある2700書店のPOS売り上げを基に、2010年1月1日~2011年6月15日までの1年半の間に販売があった商品から「書籍」(文庫・ライトノベル・ティーンズ含む。学習参考書、コミックエッセー、マンガ家によるマンガ発の書籍本を除く)を抽出。総売上冊数の多い著者順にランキングした。
【対象期間】2010年1月1日~2011年6月15日
【調査地域】全国
【調査方法】日販オープンネットワークWIN調べ
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