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東京ふしぎ探検隊

直通運転の功罪 複雑なダイヤ、遅れ解消のワザ

2013/12/13

東京メトロの総合指令所(同社提供)

2013年、東京の大きな話題となったのが、東京メトロ副都心線と東京急行電鉄東横線の相互直通運転だ。渋谷では駅の移転を伴い、人の流れを大きく変えた。利便性が増す一方で、利用客からは「座れなくなった」「遅れやすい」など不満の声も漏れてくる。ますます複雑になる直通運転。実際にどのように運営しているのか。遅延対策はどうなっているのか。

■遅れが連鎖・始発に座れない… 不満の声

東京メトロによると、副都心線では3月の直通運転開始後、乗客数が大きく伸びている。

7~9月期の1日当たり輸送人員は前年同期に比べ約30%増加。駅の利用者も軒並み増え、渋谷で72%、新宿三丁目で46%、池袋で18%増となった。直通効果は著しい。埼玉県と横浜市が乗り換えなしでつながり、確かに便利になった。

ただ、いいことばかりではない。「始発に座れなくなった」「遅れが連鎖する」「乗り換え時間がかかる」「行き先が分かりにくい」「忘れ物を取りに行くのが大変」――。不満を募らせる利用者もいる。

例えば東横線の場合、直通前は渋谷駅始発が多かったため、少し待てば座ることができた。これが直通後は始発の本数が減った。

忘れ物探しも面倒になった。例えば東横線内で荷物を忘れた場合、気付くのが遅れてしまうと、渋谷から1時間ほど離れた東武東上線の川越市駅まで運ばれてしまうことも。「どの電車のどの車両かが分かれば途中で車内捜索できますが、分からないと各社の拾得物とりまとめ駅で保管することになります」(東京メトロ)

電話で確認して最寄り駅まで戻してもらえないのか。聞いてみたところ「本人確認の問題があり、保管場所まで来てもらうことになります」とのことだった。

記者もかつて東京・大手町で忘れた紙袋を、片道1時間以上かけて埼玉県久喜市の南栗橋駅まで取りに行ったことがある。東京メトロに電話した時点でその電車はメトロ管内を過ぎており、東武鉄道にバトンタッチ。結局、終点まで運ばれてしまった。

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