回線のデータ通信速度が遅い場合は、うまく通話できないことが多いので注意したい。通話には、専用アプリを利用する。LINE電話のみ、LINEのアプリに機能が含まれている。

国内通話が500回まで掛け放題

ユニークなのが、ワイモバイル(旧ウィルコム)の「だれとでも定額パス」。PHS機能を搭載した名刺サイズのカードで、Bluetooth(ブルートゥース)で無線接続したスマホの専用アプリでダイヤルや通話などの操作をする。月の基本料467円、だれとでも定額オプション934円の合計1401円で、10分以内の国内通話が500回まで掛け放題となる。

カードを常に持ち運ぶ必要があり、バッテリー切れなどに注意しなければならないが、実質掛け放題になる点は魅力だ。ただし、iPhoneなどアップルの端末には非対応だ。

発信者が「非通知」

これら格安通話サービスには、使っているユーザーには分かりにくい特徴もある。「発信者番号通知」の違いだ。これらのサービスを使って電話を掛けた場合に、相手のスマホや携帯電話にどのような番号が表示されるかが異なる。

楽天でんわの場合は、自分のスマホの番号が相手の電話機に表示される。通常のスマホの電話機能と変わりはない(図3)。LINE電話では注意が必要だ。相手の機種によって、番号通知が異なるからだ(図4)。

[左]図3 楽天でんわの場合、通常のスマホと同じように、相手先には自分のスマホの電話番号が表示される。相手は、そのままその番号へ折り返してダイヤルすれば、通話できる [右]図4 相手の機種によって番号の表示が異なる。相手がNTTドコモのスマホや携帯電話の場合は非通知となる。また、電話番号は「+81」で始まる国際電話番号形式で表示されることもあり、そのまま折り返し発信してもつながらない。「080」などで始まる日本形式に修正してする必要がある
[左]図5 IP-Phone SMARTや050 plusでは、サービス加入時に割り当てられた「050」で始まるIP電話番号が相手先に表示される。相手は、その番号に折り返す [右]図6 だれとでも定額パスの場合は、PHSカードに割り当てられたPHSの番号が相手先に表示される。相手は、その番号に折り返せば、PHSカード経由でスマホに着信する

相手がNTTドコモのスマホや携帯電話だった場合は「非通知」と表示される。着信しても自分であると気付いてもらえないし、折り返しの電話も期待できない。NTTドコモ以外の機種でも、番号が「+81」で始まる国際電話番号形式で表示されることがある。この番号にそのまま折り返し発信をしても通じないことが多い。「080」などで始まる通常の番号に修正してから電話してもらう必要がある。

IP-Phone SMARTと050 plusは、契約時に「050」で始まるIP電話用の番号が割り当てられる。相手のスマホや携帯電話には、着信時にこの050番号を表示(図5)。だれとでも定額パスはPHSカードなので、PHSの番号が表示される(図6)。どちらも、そのまま折り返せる。

LINE電話はプリペイド式

料金やサービス内容についての注意点も2つある。まず料金については、ほとんどの格安通話サービスは、携帯電話同様、クレジットカードなどで支払う。ただしLINE電話のみ、事前に料金を支払うプリペイド式になっている(図7)。少し手間が掛かる点に留意しておこう。

図7 格安通話サービスのほとんどは、クレジットカードなどからの引き落としが基本だ。ただしLINE電話だけは、事前に料金を支払うプリペイド式。2つの支払い方法により通話料金が異なるので注意しよう

もう一つ注意しなくてはならないのが、スマホ本体の電話機能との使い分けだ。例えば家族間通話を無料にするプランに加入していても、格安通話サービスで電話をかけると、その分の通話料が発生してしまう。また格安通話サービスの多くは、117などの3桁番号やフリーダイヤルにも対応していない。これらの場合はスマホの電話機能を利用しよう。

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