たるみやシワ、生活習慣病も… 40代を脅かす“糖化”日経ヘルス プルミエ

40代以上の男女を悩ませる「たるみ」。その大きな原因が“糖化”という現象にあることが分かってきました。しかも、40歳を過ぎるころから、体内の組織でこの糖化が進行し、それが骨粗しょう症や生活習慣病のリスクを高めることも明らかに。最新の研究に基づく、糖化防止法を紹介します。

白米、白いパンといった精白された炭水化物食品をよく食べ、ジュースや焼き菓子が好きという人は要注意。たるみが進む危険性があります。たるみの原因の一つに“糖化”という現象があることが分かってきました。これは、糖がたんぱく質と結合すること。食品の調理や製造過程でもできますが、体内では、急速に血糖値が上がって処理しきれない糖が生じると、組織をつくるたんぱく質に糖が結合して起こります。こうしてできるのが糖化最終生成物(AGEs)。冒頭の食品群は、血糖値を上げやすかったり、AGEsが多いと考えられるものです。

「AGEsは肌のハリのもとであるコラーゲン同士を結合させ、弾力性を低下させます。これがたるみの一因。さらに、コラーゲンとエラスチンの代謝も遅らせます」と、慶應義塾大学医学部教授の井上浩義さん。たるみやシワだけでなく、老いた印象を強める黄ぐすみに対する影響も指摘されています。

女性の体の14~16%はたんぱく質。肥満していたり、高血糖状態が続くと、たんぱく質が糖と結びつきやすくなり、AGEsが加速度的に増加します。また、AGEsは高たんぱく質、高糖質で高温加熱した食品にも多く含まれるとされます。これらが、たるみや肌老化、生活習慣病の原因に。AGEsをつくる生活習慣やAGEsを多く含む食品を避けるとともに、できてしまったAGEsを排出しやすくする方法を取り入れましょう。
【糖化しやすく、たるみやすい生活をしていませんか?】
□砂糖入りの清涼飲料やスイーツ、お菓子などの甘いもの、白米・白いパンといった炭水化物食品が好き
□野菜や海藻など食物繊維が多い食品をあまり食べない
□運動をほとんどしない
□お風呂はシャワーですますことが多い
□しっかりUVケアをしていない
□糖尿病、もしくは糖尿病予備軍と言われている
チェックが多いほど、体の中で糖化が進んでいる可能性が大!
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