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東京ふしぎ探検隊

東急・田園都市線は銀座線と直通予定だった

2013/3/8

渋谷ヒカリエから見た銀座線。東急東横店の内部にある駅のホームは、この辺りに移設される予定

東京・渋谷駅で地下鉄半蔵門線とつながっている東急田園都市線。当初の計画では、銀座線と直通運転を行う予定だったという。江の島への乗り入れや泉岳寺・三田方面へ向かうプランもあった。実現していたら首都圏の人の流れを大きく変えていたかもしれない計画を翻弄したのは、鉄道のレール幅だった。

■銀座線渋谷駅、2021年度までにホームを移設

渋谷ヒカリエのすぐそばから、黄色いラインの入った車体が姿を見せる。明治通りの上を通り過ぎ、東急東横店の東館へと吸い込まれていく。

駅で乗客を降ろした後、電車はさらに奥へと進み、いったん外に出てから再びビルに吸い込まれていく。安住の地は渋谷マークシティの3階。そこに銀座線の車庫がある。

東京地下鉄(メトロ)銀座線の渋谷駅は、東京で2番目に高い場所にある地下鉄駅だ。地下鉄でありながら、その高さは地上約12メートル。百貨店の中にある点でもユニークだ。ちなみに最も高いのは北千住駅で14メートルある。

3月16日に東横線渋谷駅が地下に移るのを皮切りに、渋谷ではホームの連鎖的な大移動が始まる。銀座線もその1つ。現在よりもヒカリエ寄りとなり、ホームは車両に挟まれる「島式」に変わる。ホームドアも設置される見込みだ。東京メトロによると、2021年度の完成を目指しているという。

計画によれば銀座線の上は「スカイウェイ」と呼ばれる歩道となる。宮益坂から道玄坂まで歩けるようになるらしい。このほど発表された完成イメージ図には、遊歩道を歩く人の姿が描かれていた。

東京メトロの9路線のうち、他社路線と直通運転を行っていないのはこの銀座線と丸ノ内線のみ。だが実は、銀座線にはかつて相互乗り入れの計画があった。その相手となっていたのが、東急だった。

移設後の銀座線渋谷駅のイメージ。ホームは車両が両側にくる「島式」となる。ホームドアも設置される予定(東京メトロ提供)
渋谷駅周辺の将来イメージ。左上の高層ビルが渋谷ヒカリエ。その左側から延びているのが銀座線の上に設置された遊歩道(東急提供)

■東急、新玉川線新設を計画

1956年(昭和31年)7月、東急は「渋谷―二子玉川園(当時)」間の鉄道敷設免許を申請した。路線名は「新玉川線」。この区間には当時、同社が運営する路面電車「玉川線」が走っていたが、輸送力が限界に達しており、抜本的な解決策として新線の敷設を打ち出した。

注目を集めたのは新玉川線が予定していたレール幅だ。

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