「刻印通り入力できず」が続出 スマホ用キーボード選びの勘所
キーボードには、世界的に普及している「US配列」と、日本語入力に向いた「JIS配列」がある。例えば「@(アットマーク)」の入力は、US配列の場合は「Shift」キーと数字の「2」キーを同時に押すが、JIS配列の場合はキーボード左側にある「@」キーを押すだけ。基本的なアルファベットなどの入力はほぼ同じだが、それ以外の文字の入力方法が異なる場合があるのだ。
スマホやタブレットのOS(基本ソフト)で設定されているキー配列と使うキーボードの配列が一致していないと、意図した文字を入力できないことがある。ストレスなく文字を入力するには、まずはこうしたキー配列に注目することが重要だ。
刻印と異なる文字が入力されるワケ
スマホやタブレットで大きなシェアを持つ「iOS」は、実は「アップル純正のブルートゥースキーボード以外は、すべてUS配列として認識する仕組みになっている」(キーボードメーカー)という。そのためJIS配列のキーボードを接続した場合、キーの刻印と異なる文字が入力されることがある。
こうした問題を避けるために、独自の補正機能を搭載したキーボードが販売されている。「RBK-3000BT」(リュウド)と「TK-FBP052」(エレコム)は、JIS配列だがiOSで使っても「@」キーを押せば刻印通りに「@」が入力される仕組みになっている。
アンドロイド(Android)もキーボード選びが難しい。標準の日本語環境が製品によって異なるうえ、ユーザーが入れ替えることもできる。アンドロイドの強みである自由度の高さがあだとなり、「どのキーボードもすべてのアンドロイド端末に対応しているとは言い切れない」とメーカーは口をそろえる。購入前にはメーカーのウェブサイトなどで製品の対応状況を確認しておくべきだ。
お薦めは軽くてキーピッチ広いJIS配列品
今回は、ブルートゥースキーボードで人気の売れ筋モデル6製品を紹介する。この6製品について、打ちやすさの目安となるキーピッチや重さなどを考慮すると、...
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