自宅で回転寿司・煙出ないグリル…「一芸」卓上調理器具進化する調理家電(1)

日経トレンディ

新しい発想や面白い機能を持った調理家電が急増中だ。2013年はフィリップスの「ノンフライヤー」やドールの「ヨナナスメーカー」など、“一芸”に秀でた目新しい製品が相次ぎヒットを飛ばした。ジューサーやコーヒーメーカーなども、「低速圧搾」「カプセル式」など新発想の機能を前面に出し、カテゴリーとして大きく需要を伸ばした。この勢いは今も衰えていない。大手だけでなく中小メーカーや海外メーカーが、個性的な製品を次々送り出している。実際に試して分かった、今買うべき一芸調理家電を3回にわたって紹介する。今回は、卓上調理器具を取り上げる。

家族や複数の友人で食卓などを囲んだとき、卓上を賑やかにし、これまでにないメリットや面白さが味わえそうな商品が、相次いで登場している。

大ヒットした赤外線グリル「ザイグル」の新製品として、2014年5月下旬に日本で発売されたのが「ザイグル シンプル」だ。カーボン赤外線ヒーターの放射熱を使うため、肉や魚を焼いても煙がほとんど出ず、脂跳ねも少ないことが、変わらずの売りだ。卓上に置いて皆で囲んでも、煙臭さや脂汚れなどに悩まされることが少ない。

カーボン赤外線ヒーターで焼くことで、食材から出る煙や脂跳ねをほぼなくした赤外線グリル「ザイグル」の新製品。上部ヒーターからの熱と加熱されたプレートの熱が、肉や魚を包むように焼くため、油を使わなくても焼き上がりが良い。ザイグルより約1kg軽くなり、持ち運びしやすくなった。プレートを丸洗いできるため手入れもラク

以前のザイグルのように赤外線ヒーターの高さを変えて焼き加減を調節することはできないが、構造がシンプルになり、重さも従来より約1kg軽くなって手入れや持ち運びがしやすくなった。

上写真のサーモンの切り身は約4分で、厚さ8mm弱のソテー用豚肉は約5分で、きれいに焼き上がった。焼いている途中に肉や魚から出る脂は、プレート中央の穴の下にある脂受けに入る。使用後に洗う必要があるのは、この脂受けと取り外せるプレートだけなので、後片づけは簡単だ。

2品同時に調理できる蒸し器

卓上でも使える調理グッズの一つ、「IH専用使い切り蒸し器 ムッシャー」も面白い。プラスチック製トレーとすのこ、蓋がセットになっており、トレーに適量の水を入れ、すのこに蒸す食材を置いて蓋をする。後はIH調理器に載せて電源を入れれば、40秒ほどで水が沸騰し、蒸しが始まる。パッケージにはすのこ、蓋が各1個と3回分のトレーが同梱。使い切りと説明しているが、「きれいに洗えば何度か使える」(開発元の東洋製罐グループホールディングス)という。

プラスチック製トレーに適量の水を入れて卓上用IH調理器で加熱すると、トレーの底のアルミ製発熱体がIHに反応して熱くなり、40秒程度で水が沸騰。食材を蒸せる。トレーが半透明のため水が勢いよく沸騰する様子が見えて楽しい。空だきすると発熱体のヒューズが作動し、IH調理器の電源が自動的に切れる仕組み
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