花粉症の医師に聞く 「自らが服用する薬は何ですか」医師1951人にアンケート調査

医師にダントツ人気はアレグラ、ザイザルも健闘

抗ヒスタミン薬は、第一世代と第二世代を合わせると、一般名ベースで20種類以上の薬が販売されている。それぞれに、眠気の副作用が少ない、症状抑制効果が強いなどの特徴があるが、自分に合った薬がなかなか見つからないといった声をよく聞く。

でも、きっと医師であれば、自分自身に処方することはできないにしても、色々な薬を試して自分の症状や好みにピッタリ合った薬を見つけているに違いない……。という憶測のもと、医師自身が現時点で服用している、もしくは今シーズン服用する見込みの抗ヒスタミン薬を聞いたのが、図2のグラフだ。

図2 ご自身が服用している(服用する予定の)抗ヒスタミン薬はどれですか。カッコ内は主な商品名

実際のアンケートでは、16種類の抗ヒスタミン薬を選択肢として列挙したが、ここでは上位6品目のみを抽出し、それ以外の回答は「その他」として合計した。

結果は、ご覧の通り。一番人気は、2位以下を大きく引き離してフェキソフェナジン(商品名アレグラほか)。これに、レボセチリジン(ザイザル)、オロパタジン(アレロックほか)が続いた。

「眠気の少なさ」を重視

図2の下2本のグラフは、アンケートで聞いた「抗ヒスタミン薬を選ぶ際に重視する点は何ですか」という設問の回答とクロス集計をしたもの。つまり、真ん中のグラフは、回答した全810人のうち「眠気が少ないことを重視する」と答えた313人が服用している抗ヒスタミン薬の内訳を示している。

眠気が少ないことを重視する医師(図2中央のグラフ)だけで見ると、全体でもトップだったフェキソフェナジン(アレグラほか)に加え、ロラタジン(クラリチンほか)がシェアを増やしていた。フェキソフェナジンとロラタジンは、どちらも中枢神経への副作用が起こりにくい薬剤として知られている。

一方で、有効性を重視する医師での人気の高さが目立ったのは、レボセチリジン(ザイザル)とオロパタジン(アレロックほか)。もっとも、フェキソフェナジンはこちらでもトップを維持しており、有効性の面でも医師の評価が高いことがうかがわれた。

なお調査では、自由記入方式で「抗ヒスタミン薬の服用以外に、ご自身や周囲の医師・医療関係者が実践しているオススメの花粉症対策を教えてください」と聞いた。

回答の多くは、マスク、ゴーグル、うがいといった一般的な対策だったが、これら以外に複数の医師が挙げていたのは、「点鼻ステロイド」「小青竜湯」「麻黄附子細辛湯」「鼻洗浄(鼻うがい)」「加湿」など。ほかに、少数ではあるが、「ビタミンDのサプリメント」「ヨーグルト」「ハーブティー」「ミントティー」「鼻腔内ワセリン塗布」という回答もあった。

■調査概要
日経メディカル Onlineの医師会員を対象にオンラインアンケートを実施。期間は2014年2月17~23日。有効回答数は1951人。内訳は、20歳代 71人(3.6%)、30歳代 422人(21.6%)、40歳代 653人(33.5%)、50歳代 646人(33.1%)、60歳代 142人(7.3%)、70歳以上 17人(0.9%)。

(日経メディカル 田島健)

[日経メディカル Online 2014年2月28日掲載記事を基に再構成]

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