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東京ふしぎ探検隊

新宿-羽田が20分に 首都高、新路線で渋滞解消するか

2012/8/3

大橋ジャンクションの外観。屋上と壁面は緑化する予定。工事は街全体の再開発と一体的に進められている

各地で再開発が続く東京。鉄道網だけではなく、道路網も大きな変革期を迎えている。首都高速道路では渋谷と大井町をつなぐ中央環状品川線が2013年度中にも完成する見込みで、ボトルネックといわれたジャンクションでも改良工事が計画されている。長年の課題だった渋滞はついに解消するのか。開業から50年を迎えた首都高の未来像を探った。

■「用賀(世田谷)-TDL」は30分に

東急田園都市線の池尻大橋駅を降りて目黒川沿いを歩いて行くと、スタジアムのような巨大な楕円形の構造物が見えてきた。縦130m、横175m。国立競技場に匹敵するこの構造物は、首都高3号渋谷線と中央環状線とをループ状につなぐ「大橋ジャンクション(JCT)」(目黒区)だ。

建物の屋上は緑で覆われ、隣には真新しい高層マンションが見える。すぐ横では「中央環状品川線」の工事が進められていた。

この品川線、首都高利用者の間では大きな期待が寄せられている。

「渋滞解消の切り札になる」。モータージャーナリストで、「首都高はなぜ渋滞するのか!?」「首都高速の謎」などの著書がある清水草一さんは、品川線をこう評価する。

品川線は大橋JCTから大井JCT(品川区)までをつなぐ9.4キロの地下区間だ。完成は2013年度中の予定で、葛西から北千住、池袋を通って新宿、渋谷、大井町へと、東京をぐるりと取り巻く全47キロの中央環状線(C2)がいよいよできあがる。

まず期待されるのは、新宿や東名高速道路方面から湾岸エリアにかけてのアクセスだ。例えば、新宿から羽田空港まで現行だと40分かかるが、これが20分となる。新宿から羽田は、電車でも40分はかかるルートだ。東名の用賀インターチェンジから東京ディズニーランド(TDL)も50分から30分へと大きく改善する見込みだ。

直接的なメリットだけではない。品川線効果は首都高全体に及ぶ。

現在、首都高には都心環状線(C1)という環状道路がある。Cは「circle(サークル)」のCだ。しかし、交通集中による渋滞が慢性化しており、利用者の不満は強い。たとえば混み合うことで有名なC1の浜崎橋JCTは、1日当たり約10時間も渋滞する。ほとんど半日も渋滞していることになる。

ここに新たに中央環状線(C2)という2本目の環状道路が完成すれば、「C1の渋滞は一部を除いて、ほぼ解消するのはないか」と清水さんは読む。

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