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職場の知恵

2013/8/14

職場の知恵

机の形が会話を生み出す

オフィスを縦断する全長250メートルの机。切れ目がないので机の下を通って出入りする(東京都渋谷区のピクシブ)

次に訪れたのはアニメなどのイラストの投稿や閲覧が楽しめる交流サイト(SNS)を運営する「ピクシブ」(東京都渋谷区)。全長250メートルの波打つ形状の机がオフィスを縦断している。どこから入ればいいのか一瞬、戸惑うほど。オフィスの机が全てつながっているため、出入りするにはフロアを半周する必要がある。

一見、不便に見える作りにも社内の雰囲気作りと仕事の効率性を上げる仕組みが隠されていた。「机が全てつながっているので同僚の仕事に目がいき、声が掛けやすい。自然と会話が生まれる環境でこそ新しいアイデアが出る」と片桐孝憲社長。今年5月にこの内装に変更した。「会話が増え、社内の雰囲気が明るくなった」と社員が話すように、ひとつなぎの机が働き方を変えるきっかけとなっている。

オフィスに入ると目に飛び込んでくる絵馬のトンネル。来訪者のメッセージやイラストが描かれていた

またエントランスは約3000枚の絵馬が壁中に貼られ、まるでトンネルのよう。来社した人が記念に書き込めるようになっている。こうした社外の人とのコミュニケーションを大切にする姿勢はSNSサービスを提供する同社ならではのものだろう。

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