リサ40代、リンダは…名前で分かる? 米女性の年齢編集委員 小林明

表3

生まれ年を推測できる?

以上の特徴を理解しておくと、例えば、Lisa(リサ)なら「1960年代にピークを迎えた名前」、Linda(リンダ)なら「第2次世界大戦末期から60年代前半に流行した名前」、Jennifer(ジェニファー)なら「70~80年代に流行した名前」などとおおよその推測ができる。

Emma(エマ)やIsabella(イザベラ)、Sophia(ソフィア)、Ava(エバ)、Olivia(オリビア)だったら、圧倒的にここ10年以内に付けられた名前だという可能性が大きい。Margaret(マーガレット)だったら「戦前に流行していた名前」ということになる。

もちろん例外はあるが、雑学として覚えていても損はないだろう。少なくとも、米国人の感覚では「その名前の響きや字面から特定の時代をイメージしている」と考えてもよさそうだ。

女性名の方が流行に敏感に反応?

大まかな流れだけを簡単にチャートでまとめたのが表3。頭の片隅に入れておくと、役に立つかもしれない。

表4

男子の名前だと、例えば、John(ジョン)、Robert(ロバート)、William(ウィリアム)、James(ジェイムズ)、Michael(マイケル)など数十年以上もトップ5圏内を維持し続けたような“息の長い”名前がかなり多いが、女子にはこうした傾向が少ないようだ。

女子の名前の方が、流行の変遷により敏感に反応していると言えるのかもしれない。

最後に、過去100年間の累計でトップ20を算出したランキング(表4)を見ておこう。

首位はやはり断トツでMary(メアリー)。以下、2位Patricia(パトリシア)、3位Elizabeth(エリザベス)と続く。昔から根強い人気を誇る名前の方が数としては多い。だが、Jennifer(ジェニファー)なども勢いを伸ばしている。

昔は特定の名前に人気が集中していたが、現代に近付くほど人気がより多くの名前に分散する傾向もあるようだ。

各年の全体数に占めるトップ3の割合を調べると、11.0%(1950年)、6.5%(70年)、6.3%(90年)、3.1%(2011年)と、時を経るごとに大きく低下している。この傾向は前回も見たように男子でも同じ。日本と同様に個性化の時代を迎え、「流行は適度に意識したいが、他人と同じ名前にはしたくない」という感覚がより強くなっているようだ。

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