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職場の知恵

2013/11/13

職場の知恵

感謝の姿勢示す

夫婦生活を送っていくうえで、寝室が大事な空間と考え始めたのは中高年だけではない。リクルートマーケティングパートナーズ(東京都千代田区)が発行する結婚情報誌「ゼクシィ」は11月号の付録で、寝室でどのようにコミュニケーションを図ったらいいのか考える一助にしてもらう記事を初めて企画した。

統括編集長の伊藤綾さんは「主力読者層の一つである30歳前後の男女から、式場の情報だけでなく、いい家庭であり続けるための情報もほしいというニーズがあるから」と企画の狙いを語る。記事を読んだ女性読者からは「いつまでも愛される存在でありたい」「新鮮な生活は長く続かないかもしれないが、愛されるような努力を惜しみたくない」といった好感する声が相次いだとしている。

千葉市内のマンションに住む会社役員の男性(54)は、3LDKのマンションの寝室(11.5平方メートル)をフル活用しダブルベッドを2つ配置し、妻(52)と夜のだんらんを楽しむ。結婚後、2009年7月から12年6月まで地方勤務での単身生活を除き、住まいは変わっても同寝室は変えない。

愛妻家であることはもちろんだが「朝起きてから『おはよう』はもちろん、『ごはんおいしいね』『いつも掃除ありがとう』などと感謝の姿勢を欠かさないのが大事」と話す。妻は言う。「2人の子どもより夫が大事」。相手を思いやる気持ちをどんな場面でも言葉に表す――。同寝室を求めるには、日々のコミュニケーションをおろそかにしないことが大事なのかもしれない。

寝室の間取り、東向きに

縦30センチ×横1・6メートルの窓から朝日が差し込む(LIXIL住宅研究所のモデルハウス)

LIXILグループの住宅メーカー、LIXIL住宅研究所(東京都江東区)は、家族のきずなに配慮したコンセプト住宅「レジリエンス住宅CH14」を開発した。

2階にある夫婦の寝室を大きめにしたのが特徴で、照明の制御も工夫した。東向きの間取りにし、太陽光で自然な目覚めを促す。夫婦の「良眠」につなげていこうという考えだ。

東京都葛飾区にモデルハウスを設置。設計した建築家の川口とし子さんによると「日当たりの良い東向きは台所や家族が集う部屋をレイアウトするのが一般的」という。

このため寝室は北や西向きなど奥まった場所に設計する傾向にあるが「夫婦同寝室をコンセプトの柱の一つにしているので、住宅設計の中で優先度の高い東向きにあえて寝室を置いた」と説明する。

あらかじめプログラムすれば、就寝の2時間前から間接照明とブラケットが次第に暗くなりはじめ、最後は自動消灯させることも可能。リラックスした状態で健やかに眠ってほしいとしている。

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