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ママチャリ、こんな運転危険です 親同士で勉強会も 親子乗り電動アシスト、重さ意識を

2014/7/9

特に、普及が進む電動アシスト自転車は重量がありスピードも出る。子ども2人と親子乗りすれば100キログラム近い重さになり、歩行者にぶつかった時の衝撃は大きい。

懸念が広がる中、親子乗り自転車を利用する母親たちが、交通ルールと安全対策を学び広める動きも出てきた。

6月下旬の平日。東京都杉並区の西荻南児童館に、幼い子どもを連れた母親が約20人集まった。「おやこじてんしゃ勉強会」の参加者たちだ。

「車が怖いからと歩道を走っていませんか? 自転車は車道を走るのが原則です」「子どもにはヘルメットをかぶせましょう」。進行役の運転ルールの説明に、母親たちは熱心に耳を傾けていた。

この勉強会は、子育て女性の支援事業をするパワーウーマンプラス(さいたま市)が13年に立ち上げた「おやこじてんしゃプロジェクト」の活動の一つ。子どもを乗せた自転車事故をゼロにしようと、母親を対象に全国で勉強会や啓発活動をしている。

代表の北方真起さん(36)は2児の母。親子乗り自転車で自動車と接触事故を起こしそうになった体験から活動を思いついた。

母親同士なら伝えやすいと、勉強会の進行役には地域の母親を起用。この日も3歳の子を育てる辻亜弥さん(36)が進行役を務めた。踏切でレールの溝にはまって転倒した自転車の母子を助けた経験を持つ辻さん。「事故はひとごとではない。ママ同士で学びあいたい」と感じ、応募した。

勉強会は既に100回近く開催。参加した母親は約1800人にのぼる。4月からは杉並区と共同の啓発事業を始めるなど、行政も注目する。「親になったら自転車のルールを学ぶのが当たり前の社会をつくりたい」と北方さんは話す。

自転車で事故を起こし、加害者になった場合、多額の賠償金を抱えるリスクもある。自転車の安全利用促進委員会の主婦調査では、71%が自転車保険に加入したいと回答。保険に入るとき、加害者になった場合の賠償限度額を重視する人は5割を超えた。運転ルールの理解に加え、万が一に備えた保険加入も考えておく必要がある。

無論、自転車の無謀な運転は親子乗りだけに限らないが、子どもの命がかかっているだけに安全運転に努めたい。(編集委員 武類祥子)

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