LTE対応のスマホカメラ ライカレンズでボケ味
パナソニックの「LUMIX CM10」は、単焦点レンズと大型センサーを搭載したLTE対応の「スマートフォン(スマホ)カメラ」。きれいな写真をその場ですぐSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)やブログにアップロードできる。SIMフリーの端末なので、格安SIMカードが利用できる。
実売価格 8万6000円前後
●カメラ有効画素数:2010万画素
●焦点距離:10.2mm(35mm判換算28mm)
●開放絞り値:F2.8
●ズーム:最大4倍(デジタルズーム)
●記録メディア:本体(16GB)、マイクロSDカード
●サイズ:幅135.4×高さ68×厚さ21.1mm
●重さ:203g(本体のみ)
●OS:アンドロイド5.0
通常はアンドロイドスマホとして利用するが[注]、カメラ切り替えボタンをオンにするか、カメラアプリを立ち上げると瞬時にカメラモードになる。
撮影時は、背面のタッチパネルと前面のコントロールリングを組み合わせて操作する。タッチパネルで機能や操作を選び、コントロールリングで微調整するという流れは親しみやすい。
撮影画面も左右でカメラと撮影の設定に分類されており、カメラに慣れていない人でも迷うことは少ないだろう。
レンズは同社のミラーレス一眼カメラなどでも使われるライカの「DCエルマリートレンズ」を採用する。35ミリ判換算で28ミリの単焦点レンズで、撮影した写真はゆがみが少なく被写体の輪郭がとてもきれいだ。レンズの開放値はF2.8と明るく、絞りを開放して撮影すると周囲のボケ味が美しい。
マニュアルでボケ味を生かした写真が撮影できるのはもちろんのこと、オート撮影でもコントロールリングを使ってボケ味を調整できる。
画像処理エンジンには、同社デジカメと同じ技術が採用されており、暗所で撮影した写真でもノイズが少ない。
(日経PC21 田代祥吾)
[日経PC21 2016年4月号の記事から再構成]
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