2016/4/5

リーダーのマネジメント論

柳井正氏

「僕は経営者をつくっていって、社員フランチャイズのような経営者や、海外の事業をつくる経営者。経営者を世界一つくった経営者になる。最終的には(世界で約10万の)社員全員が経営者になる会社をつくる。資本主義と自由主義が続く限り、経営者ほど面白い仕事はない」

大切にしている習慣はありますか。

「家でストレッチすることですかね。ダンベルやおもりを使って、四股を踏んだり肩を回したりする。ゆっくりですよ。お風呂に入る前にやります。夕方の早い時間に帰るので、できるだけ明るいうちに風呂に入ってます。明るいうちに入ると、幸せだなと思いますよ。運動で体調を整えて、それからパソコンを見たり、いろんなこと考えたり、本読んだり食事したりします。結局、創業者みたいな人は、自分の仕事のことが頭から離れることはないですよ」

柳井正氏(やない・ただし)
1971年早稲田大学政経学部卒、ジャスコ入社。72年に小郡商事(現ファーストリテイリング)入社。84年社長、2002年会長。05年9月、社長に復帰

(岩戸寿 代慶達也)

>> 柳井氏に聞く(下) 「まずエベレストではなく丘に上れ」

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