検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

女の敵は女? 社会問題の本質、隠すコトバ

女男 ギャップを斬る(水無田気流)

詳しくはこちら

NIKKEI STYLE

私は仕事に関してあまりえり好みはしないほうだが、ひとつだけ受けないものがある。それは、「女の敵は女」という図式の依頼だ。たとえば、昨年は所沢市で「第2子出産で認可保育園退園」問題が起こった。これは、第1子を認可園に通わせている親が第2子を出産し育児休業を取得した場合、第1子が0歳から2歳の場合は退園となる、との制度の導入により起こった問題である。同様の制度は他の自治体にもみられ、似た境遇の母親たちを中心に、ネット上でも議論が沸き上がった。

すでに第1子を預けている母親は、「2人を同時に自宅で世話するのは大変。せっかくできあがった生活リズムや友達関係から離れるのは子どももつらい」などと主張。一方、待機児童を抱える母親は、「保育先が確保できなければ、自分は職場復帰ができない。育児休業を取得できたならば、譲ってほしい」などと、こちらも切実な意見が目立った。母親同士の争いを揶揄(やゆ)するような意見も見られ、私は嘆息した。問題の根底にあるのは圧倒的な保育園不足であり、母親たちの私怨に落とし込むべきではない。そもそも意見するのが、ほぼ母親ばかりなのも気になった。父親も含めた保護者全般の問題であるはずなのに、と。

1950年代の「主婦論争」から、昨今の女性同士のマタハラまで、この国は「女の敵は女」言説であふれている。背景にあるのは社会構造や制度上の課題なのだが、これらを女性たちに巧妙に見えなくするための文化装置だろうか。だから女性のみなさん、どうか「真の敵」を見極めてくださるようお願いします。

次点で依頼されると困る仕事は、芸能人の年の差婚などが話題になると出てくる「今、おじさんが若い女性にモテるという事実を裏付けてください」といった類のもの。各種統計に鑑みれば、若年層の恋愛観は同世代・同類婚志向が高くなってきており、つまりおじさんはどんどん若い女性にモテなくなってきています、と説明するのだが、相手は諦めない。「では、多数派がモテなくても、モテるおじさんはここが違う! というコメントをいただけますか?」などと言われてしまう。もう本当に、勘弁してください……。

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
登録したキーワードに該当する記事が紙面ビューアー上で赤い線に囲まれて表示されている画面例
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_