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女性社員を縦横につなぐ 視野を広げ潜在力引き出す

2016/1/26

「愛キャリ部」という名の活動が、東京海上日動火災保険の東海北陸ブロックで2015年4月に本格的に始まった。女性社員が月1回のペースで集まり、自らのキャリアについて考えようという取り組みだ。様々な部門の社員が定期的に交流し、組織を超えて情報交換する。そんな場はこれまでなかった。代理店支援担当の愛知北支店の根津佳代さん(33)は幹事メンバーの一人としてこの活動に参加する。「毎回、様々な方から刺激を受ける。活動を通じて自らの仕事への姿勢や考え方に変化が出てきた」という。

東京海上日動火災保険の代理店支援担当、愛知北支店の根津佳代さん

昨年12月上旬、愛キャリ部の拠点の名古屋東京海上日動ビル(名古屋市)を訪ねた。同ビルには法人営業、ディーラー営業、損害サービス(事故対応)などを担当する各部や支店、グループ会社など15部署が集まる。この日、愛キャリ部は主要部門の男性リーダー5人を招いて座談会を開催。入社2~6年目の女性社員が3~4人ずつ5チームに分かれ、直属の上司ではない男性リーダーに日ごろの悩みやキャリアビジョンについて相談した。入社11年目の根津さんはサポーター役として議論に加わる。若手社員からは意欲的なビジョン目標の発言が相次ぎ、根津さんは質問やアドバイスを重ねて議論を盛り上げる。

愛キャリ部活動は毎回、テーマを決めて講演や座談会をする。根津さんが最も印象的だったのは、15年4月に実施した女性リーダー(支店長)の講演だ。話を聞いたあと、心の中に抱き続けてきたキャリアビジョンに関する不安の塊が小さくなったという。以来、仕事への気持ちが前向きに切り替わった。自信のなさが消え、自主性が高まるきっかけとなった。根津さんが抱いていた不安のもとは11年春の出来事に遡る。

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