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冬の「寂しい気持ち」はどこから来るの?

日経ウーマン

2015/12/23

日経ウーマン

空気が冷たくなり身を縮める季節。なんだか心も冷えきってしまう…。「実は、この季節は誰もが寂しくなるんです」と、心療内科医の牧野真理子さん。気持ちを温める対処法を聞きました。
(C)Pixta

■寂しさは、自分をいとおしむチャンス

冷え込みが厳しくなるにつれて、むなしさを感じたり、わけもなく泣けてきたり。「冬に寂しさを感じるのには医学的にも根拠がある」と、牧野クリニック心療部長の牧野真理子さん。

冬は日の入りが早く、日照時間が減少し、日差しも弱くなる。「これに伴って、精神を安定させる神経伝達物質セロトニンが減少し、むなしさを感じたり、イライラしたりするなど、気持ちが不安定になるんです」

また、肌寒さから人のぬくもりが恋しくなり、孤独感が強まったり、舞い落ちる枯れ葉を自らの人生に重ね合わせて落ち込むことも。「四季のある日本ならではの湧き起こる感情。この時期、誰もが感じることなのだと、まずは認めてしまいましょう。その上で、自分の心を癒やす時間をつくり、物理的に体を温めたり、日に当たったりすることでエネルギーが得られますよ」


【step1 気持ちを否定せず、受け入れる】

「冬という季節だから当たり前の気持ちなんだな」と認める。美術館巡りや読書などで感受性を刺激

寂しさは、四季がある日本ならではの、冬の特徴的な感情であることを受け入れよう。こんなときこそ、感受性を刺激する映画や読書を。季節の移ろいを感じながら、美術館巡りをするのもよい。

受け止められないときは…

【step2 心と体に“ぬくもり”を補う】

花を育てる、マッサージ、湯船にゆっくりつかる、手紙を書く、電話をする、etc.

冷えた体や心にぬくもりを与える行動は、直接自分を元気づけてくれる。植物の成長を実感する、マッサージやお風呂で皮膚感覚のぬくもりを感じる、など。分かり合える友人に連絡してみるのもいい。

不安が増大してしまうときは…

【step3 日中に光を取り入れる工夫をする】

朝起きたらしっかり日光を浴びる、外でランチ、etc.

朝一番に日の光に当たると体内時計をリセットでき、気持ちの安定に関わるセロトニンや、睡眠を健康に維持するメラトニンの分泌が正常化。起床後すぐに光を浴び、昼は外に出て日差しを浴びて。

この人に聞きました

牧野真理子さん
牧野クリニック 心療部長。医学博士、心身医療内科専門医、日本心療内科学会登録医、優秀専門臨床医。北里大学医学部卒業。牧野クリニックの診療部長を務めるほか、JICAの顧問医、東邦大学医学部客員講師などを務める。

(ライター 柳本操)

[日経ウーマン 2015年12月号の記事を再構成]

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