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大型連休の高速渋滞対策、狙い目は「初日と最終日」

編集委員 小林明

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NIKKEI STYLE

今月の19日(土)から23日(水)にかけて5日間の大型連休(シルバーウイーク)が到来する。猛暑もなんとか過ぎ去り、快適な秋の行楽シーズンが始まるだけに、自動車でレジャー、旅行に出掛ける読者も多いはず。そこで今回は大型連休の高速道路渋滞の「傾向と対策」についてまとめてみた。深刻な渋滞が予測されるルートの一覧地図も作ってみたので参考にしてほしい。

なぜ今年は9月に5連休が発生? 09年以来、6年ぶり

ところで、今月はなぜ5日間もの大型連休に恵まれることになったのだろうか?

不思議に思っている読者も多いに違いない。実は曜日の巡り合わせに加えて、「ハッピーマンデー制度」「祝日法」などのタイミングがうまく重なって発生した偶然の産物なのだという。雑学としてもちょっと面白いので簡単に説明しておこう。

今回の連休はどんな祝日から成り立っているのか? まず連休初めの土・日にあたる19・20日に続き、21日(月)が「敬老の日」、22日(火)が「国民の休日」、23日(水)が「秋分の日」となっている。

土・日→敬老の日→国民の休日→秋分の日

もともと政府は祝日を月曜日に移動させ、土日と合わせて3連休にすることで休暇を増やす狙いから「ハッピーマンデー制度」を導入していた。これに伴い、1月15日の「成人の日」、10月10日の「体育の日」が2000年からそれぞれ1月と10月の第2月曜日に移動、さらに7月20日の「海の日」、9月15日の「敬老の日」が03年からそれぞれ7月と9月の第3月曜日に移動することになった。

この「ハッピーマンデー制度」が適用されるので、今年の9月は週明けの21日(月)が「敬老の日」になる。

さらに、昼夜の長さがほぼ等しい「秋分の日」の日取りは年によって異なるが、天文計算上、今年は23日(水)になる(平年は23日だが、22日にあたる年もあれば、極めてまれだが24日にあたる年もある)。

これらに加えて、国民の祝日にはさまれた平日を「国民の休日」とする「祝日法」(1985年12月27日改正)も適用されるため、「敬老の日」と「秋分の日」にはさまれた22日(火)も「国民の休日」になる。こうした様々な巡り合わせの結果、5日間もの大型連休が発生したというわけ。

「ハッピーマンデー」「祝日法」「日並び」の偶然、次の5連休は2026年までない!

ちなみに春の「ゴールデンウイーク」に対して、休日が多いこの時期を秋の「シルバーウイーク」と呼ぶそうだ。このシルバーウイークが初めて5連休となったのは6年前の2009年のこと。今年に続き、次に5連休が発生するのは2026年。今後、11年間は5連休が発生しない。

つまり、今年は多くの偶然が重なったかなりラッキーな年といえるのだ。

さて、話を戻そう。

今回の大型連休中の高速渋滞予測はどんな状況になっているのだろうか?

高速道路各社(東日本、中日本、西日本、本州四国連絡高速道路など)が発表した渋滞予測を分析すると「傾向と対策」が見えてくる。

ピークは下り20日・上り22日、「2泊程度の小旅行」が多いと予測

まずは全体の傾向。

下り線は連休2日目の20日(日)に、上り線は連休最後から2日目の22日(火)にそれぞれピークを迎える見通しになっている。どちらも全体の渋滞件数の約3割がその日に集中する計算だ。「今回の5連休は、初日と最終日に家でのんびり休養を取り、20日から22日まで2泊程度の小旅行をする人が多い」(東日本高速道路)と見込んでいる。

他人とはできるだけ異なる行動を取るのが渋滞を賢く回避する効果的な手段。たとえば、こうした予測を逆手にとって、「5連休の初日の19日(土)や最終日の23日(水)にあえて移動する」のも裏技としては狙い目といえそうだ。

移動は「初日の19日」や「最終日の23日」が狙い目

35キロ以上の高速渋滞が予想されているルートを地図上に示してみると、やはり巨大な人口を抱える首都圏の出入り口に深刻な渋滞が集中していることが分かる。

下り線は東北自動車道の岩舟ジャンクション(JCT)、関越自動車道の花園インターチェンジ(IC)、中央自動車道の相模湖IC、東名高速の伊勢原バスストップ(BS)などおなじみの「渋滞の名所」がズラリ。近畿圏では唯一、中国自動車道(名神高速)の宝塚東トンネル(TN)で35キロの渋滞が発生する見通し。日付は20日(日)に渋滞発生が集中しているようだ。

上り線は東北自動車道の上河内サービスエリア(SA)、羽生パーキングエリア(PA)、関越自動車道の高坂SA、東名高速の大和TNなどこちらも「渋滞の名所」が名を連ねる。日付は21日(月)と22日(火)の渋滞発生が多いようだ。

最長は下りで20日花園IC50キロ、上りで22日高坂SA45キロ

下り線で最も長い渋滞は20日(日)の関越自動車道の花園ICの50キロ、上り線で最も長い渋滞は22日(火)の関越自動車道の高坂SAの45キロ。下り線も上り線も関越自動車道を利用する場合は渋滞に巻き込まれないように気を付けた方が良いだろう。

どちらの箇所も通常の通過所要時間は30分。だが今回の渋滞ピーク時だとその3倍以上の1時間30~40分もかかると見込まれている。

下り秦野中井IC・音羽蒲郡IC・土岐ICで30キロ

次に全国の高速道路で予想される30キロ以上の渋滞をすべて網羅したのがこの一覧表だ。

35キロ以上の高速渋滞以外について細かく見ると、下り線では首都圏の出入り口にあたる東名高速の秦野中井ICのほか、中京圏の出入り口にあたる東名高速の音羽蒲郡ICや中央自動車道の土岐ICで30キロの渋滞が予測されている。これらを通過する際にも注意が必要だ。

上り小仏TN・豊川IC・大津ICなどで30キロ

上り線では首都圏の出入り口にあたる中央自動車道の小仏TNや常磐自動車道の柏ICのほか、中京圏の出入り口にあたる東名高速の豊川ICや中央自動車道の屏風山PA、さらに近畿圏の出入り口にあたる名神高速の大津ICでも30キロの渋滞が予測されている。九州では唯一、九州自動車道の広川ICで30キロの渋滞が発生する見通し。

一般に西日本に比べて、東日本の方が渋滞が長いという傾向がある。

いずれにしても、渋滞が多い日程を外したり、渋滞のピークの時間帯やルートを避けたりする細かな工夫をすることが、貴重な時間のロスや疲労・ストレスの蓄積を防ぐ賢明な対策になる。

なぜ「田中さん」は西日本に多いのか (日経プレミアシリーズ)

著者:小林 明
出版:日本経済新聞出版社
価格:918円(税込み)

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