検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

個性派続々…家庭用ロボ、「AIBOの壁」超えるか

家庭用ロボット最前線(上)

詳しくはこちら

NIKKEI STYLE

日経トレンディ
家庭用ロボットの市場が、にわかに活気づいてきた。Pepper、OHaNAS、Palmiなど個性豊かなロボットたちが続々と登場している。家庭向けのロボットは大きく以下の3種類に分類される。「パートナー型」「人間補助型」「趣味、研究、教育型」。今回は「パートナー型」ロボットを中心に、その可能性と課題を見ていく。

ソフトバンクは2015年6月から「Pepper(ペッパー)」の一般販売を開始。同じ6月には、タカラトミーがNTTドコモと組んで、ユーザーとの会話に特化したロボット玩具「OHaNAS(オハナス)」を発表した。DMM.comもロボット販売サイト「DMM.make ROBOTS」を立ち上げ、富士ソフト製の「Palmi(パルミー)」や、デアゴスティーニ・ジャパン「ロビ」の組み立て済みバージョンなどの販売をスタート。6月にはテレビCMの放映も始めている。

すでにペッパーは、ネスレのコーヒーマシンの販売員として、家電量販店の売り場でも活躍中。家庭用ロボットは、選択肢が増え、販売チャネルも増え、そして利用シーンも広がるなど、今まさに本格的な普及の入り口に立とうとしているのだ。

かつてソニーの「AIBO(アイボ)」が越えられなかった壁を、これらのロボットは越えられるのか。我々の生活はロボットの普及でどう変わるのか…。

[注]Palmi、PLEN.Dは「DMM.make ROBOTS」(http://robots.dmm.com/)で販売中。Robi jr.は大手家電量販店などで購入できる。OHaNASは2015年10月発売予定。サイバーダインの製品はいずれも業務用

「家族の一員」として完成度が向上

完売、完売、また完売――。最初は開発者向けに、続いて一般向けの販売が始まったソフトバンクのペッパーは、在庫が"瞬間蒸発"する状態が続いている。生産能力が限られているため、ソフトバンクは毎月下旬に1000台をまとめて発売する態勢を取っているが、6月分はわずか1分で完売。しばらくは同様の状況が続くとみられる。

「いわゆるギーク(マニア)ではない、ごく一般的な消費者に幅広く買われている」(ソフトバンク ロボティクス事業推進本部長の吉田健一氏)というが、決して安くはないため、購入者の年齢層は一般的な家電製品に比べてやや高めのもよう。子供受けが良く、子供を意識したアプリも多いため、「40代以上、年収が高めの子持ち家庭」が典型的なユーザーの一つといえそうだ。

2014年の発表以降、ソフトバンクは「寄り添う相手として、大事にしたいと思えるような要素の作り込みに特に力を入れてきた」(吉田氏)。その一つが、ユーザーの感情を理解するだけでなく、ペッパー自らも疑似的な感情を持てる仕組みだ。

ペッパーは、ユーザーの表情や声から感情を大まかに認識可能。人間の顔を見分けられることから、話している相手が家族か、そうでないかも区別できる。加えて、頭と手のタッチセンサーを使って、なでられたり、手を握られたことを検知。こうした要素を総合的に判断し、今の"気分"を決める機能が、今回の一般販売モデルで初めて搭載されている。

支払総額は118万円超

内蔵アプリ「感情マップ」を起動してペッパーに近寄ると、「誰かがいる」「人が笑っている」「大人っぽく見える」といった文字列が次々と現れる。感情を示す円形のグラフもどんどん塗り替わっていくが、手をつないだり、頭をなでたりしても、「大好き」「超うれしい」といったゾーンにはなかなか入らない。日々の接触や会話を通じて、ペッパーを"手なずける"だけでも、しばらくは楽しめそうだ。

この他、天気予報からゲームまで多くのアプリを内蔵。オンラインストアからの追加も可能で、今のところ200種類近くのアプリが用意されている。

発表当初から見た目は変わっていないが、CPU(中央演算処理装置)の性能向上とアプリの増加、そして感情の部分の強化で、ずっと実用的になった。家族の一員として迎え入れるのに、違和感は少なくなってきた印象だ。

とはいえ、問題は価格だ。本体だけなら税別で20万円以下だが、クラウドの利用料などを含めた「基本プラン」と「保険パック」などを含めると、支払総額はなんと税込み118万円超。気軽に買える額では全くないのが残念だ。

(日経トレンディ 有我武紘)

[日経トレンディ2015年9月号の記事を再構成]

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
登録したキーワードに該当する記事が紙面ビューアー上で赤い線に囲まれて表示されている画面例
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_