WOMAN SMART

ライフスタイル

職場の困った人を撃退 効果的な「モノの言い方」

2015/7/7

日経ウーマン

 パワハラ上司に、コミュニケーションがとれない同僚…。職場の困った人にうまく対応できる伝え方を、タイプ別に紹介します。
 ああ言えばこう言う相手も思わず納得してしまうこのフレーズ、試してみては。

     

     

     

     

働く女性の4割が対応に悩む【威圧的なパワハラ上司】


 自分に力があることを見せつけたいタイプなので、何事も上司に判断を仰ぎ、持ち上げておくとよい。相手が弱いほど威圧的に振る舞ってくるので、卑屈になりすぎず、冷静に対応しよう。


 このタイプは指図されるのを嫌うため、「~ください」は禁句。急ぎの理由と締め切りも低姿勢で伝えて。「社長がお待ち」など上役の名前を出すのも手。


 今、抱えている仕事内容を具体的に伝え、結論を相手の判断に委ねることで、上司はプライドを保てる。


 間違いと言い切ると相手はカチンと来る。「自分の勘違いかもしれないが」と別案の提示だけにとどめて。


 自分がダメ出しされたときの質問は特に丁寧に。「教えてください」という態度で上司の意見を仰ごう。


 謝罪だけだと、お説教が長引きかねない。自分の至らなさを謝り、次につなげる言葉で切り上げよう。

     

     

職場に急増中の【殻に閉じこもるコミュ障同僚】


 周囲とのコミュニケーションを煩わしく感じ、ひとりで自分の仕事に集中したいタイプ。問い詰めると殻に閉じこもってしまうので、こちらの要求とその理由を丁寧に伝え、協力を得よう。


 過去のことを持ち出して責めても、このタイプには響きにくい。進捗を教えてほしい理由を丁寧に述べつつ、現時点のことを尋ねよう。


 このタイプには抽象的な言い方では理解してもらえない。なぜダメなのか、理由を示しながら具体的な指示をしたほうが、態度を改めてもらいやすい。


 相手を責めるのではなく、あくまでもお願いする姿勢で。納得してもらうには、「みんなも忙しいから」と理由を添えることも忘れずに。


 単に文句を言うだけだと、相手は心を開いてくれない。返事が欲しい理由を分かりやすく伝えて。


 このタイプが何も言わないのは、意見を発信する必要を感じていないから。「考えを共有したい」という思いを伝えよう。

     

     

上司・先輩を軽くみている【オレサマ後輩】


 相手の能力を認めた上で、周囲に歩調を合わせる必要性を理解させよう。ポイントは「私はこうしてほしい」と自分を主語にすること。逆ギレを防ぐには、感情的にならず淡々と話すとよい。


 自分のやり方を否定されたら、ムキにならず冷静に切り返そう。口先だけで具体的なプランがなければ、相手もそれ以上言えないはず。


 否定する言い方は相手の気分を損ねるので、別の方法を提案する形で伝える。「私が助かる」と自分を主語にすると、受け入れてもらいやすい。


 このタイプは自分が納得しない限り、言う通りに動いてもらうのは難しい。感情的にならず、理由を明確にして説得しよう。


 「間違ってる」など、相手の落ち度を指摘すると逆ギレされる恐れも。間違いには触れず、「こう直してもらえる?」と言うだけにとどめよう。


 相手をねぎらう一言を加えた上で、こちらの要求を伝える。時には、毅然とした態度で相手のワガママに対抗することも必要。

この人に聞きました

渡辺由佳さん
 話し方・ビジネスマナー講師。テレビ朝日のアナウンサーを経て、93年からフリーアナウンサー、話し方講師として話し方や言葉遣いに関する講義を行う。近著は『会話力の基本 ちょっとした言い回しで損をしない99のルール』(日本実業出版社)など。

(ライター 工藤花衣)

[日経WOMAN 2015年4月号の記事を再構成]

日経WOMAN別冊『言いにくいことの上手な伝え方』を発行しました
 人間関係を円滑にし、仕事も暮らしもスムーズに進めるためには、時に「言いにくいことを上手に伝える」スキルが必要になります。かどを立てずに相手に要望を伝えるための言い回しから、年代別の敬語&マナーまで。“99%の人を味方につける”ための、具体的なコミュニケーション術が学べる一冊です。

言いにくいことの上手な伝え方(日経ホームマガジン) (日経WOMAN別冊)

著者:
出版:日経BP社
価格:880円(税込み)

WOMAN SMART新着記事

ALL CHANNEL