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8時間睡眠、運動…産むカラダ整える5つの習慣

2015/1/27

日経ウーマン

まだ結婚の予定も、出産の予定もないけれど、いつかは産みたい。そう考える女性は少なくありません。そのために、今から始められることを産婦人科医に聞きました。基礎体温をつけることだけでなく、食事や運動、服装など身につけておきたい習慣を紹介します。

■適齢期には関係なく カラダを整える生活を

40代で出産する著名人がいる一方で、30代から“不妊治療”を告白する人も。今はまだ結婚の予定はないけれど、子どもは欲しいと思う女性にとって、どうすれば産めるカラダを維持できるのかは重大な問題だ。

「産める体の条件は、卵巣、子宮、母体が健康であること。特に卵巣の健康が大切になります」と話すのは、東峯婦人クリニック院長の松峯寿美さん。「卵巣を健康に保つためには、卵巣に血液を巡らせる必要があります」。そのためには、日々の生活を整えることが大切。今日から取り入れたい習慣を教えてもらった。

妊娠適齢期は「25~35歳」。自然妊娠の限界はだいたい42歳。しかし、それは妊娠できるカラダを維持できている場合のみ。「排卵していなかったり、子宮筋腫や子宮内膜症などの病気があったりすれば、妊娠は難しくなる。まずは基礎体温をつけて、毎月排卵があることを確認して。最低でも3年に1度は婦人科検診を受けましょう」。そのときに、女性ホルモンの状態や、AMHという検査で卵巣内にどれくらいの原始卵胞(卵子のもととなる卵)が残っているかを調べるのもおすすめだ。

「いつか産みたいと思うならば、年齢に関係なく、卵巣と子宮、母体を整える生活をすることが大切です」

■妊娠・出産にまつわるQ&A

Q.妊娠・出産の限界年齢は何歳?

「自然妊娠の場合42歳くらい。体外受精などの先端医療を使った場合、45~46歳という例もあります。ただし、35歳以降は流産確率も上がり、40代では約50%といわれています」

Q.現在の「出産適齢期」とは何歳のこと?

「卵巣が最もいい状態なのが25~35歳。そこから下り坂になります。妊娠しやすいだけでなく、出産時の体力や、その後の子育てのことを考えても、その間に初産を経験するのが理想」

Q.今話題の「卵子老化」って何?

「胎児のときに、既に決まった数の卵子を持っており、そこから増えることはありません。よって、卵子は自分の年齢+1歳という計算。老化させない方法は、現状ではありません」

Q.最先端の医療技術を使えば、40代の出産も可能?

「体外受精や顕微授精などの先端医療により、40代半ばで妊娠する人はいます。ただし、それらの治療効果も、年齢が上がるほど成功しにくくなります。不妊治療も、スタートが早いほど結果は出やすくなります」

産める体を維持するために始めたい5つの習慣

【1】 ウオーキングなど適度な運動を続ける

卵巣への血の巡りをよくするためには、全身の血流を改善することが必要。毎日20分程度のウオーキングや風呂上がりのストレッチなどを取り入れよう。

【2】 1日8時間程度の睡眠時間を確保

「正しい睡眠は、母体や卵巣、子宮の状態をよくします。夜0時までには寝るようにしましょう」。起床時間も決めて、朝ダラダラしないことも大切だ。

【3】 1日3食バランスのいい食事を取る

バランスのいい食事を3食取ること。「サプリで栄養を補っても、痩せすぎていたら妊娠は難しくなります」。体脂肪率20%未満になったら要注意。

【4】 体を冷やさない服装をする

腰周りや足先など、下半身を中心に、体を冷やさない服装をする。夜も、お風呂でお湯につかって温めたら、湯上がりは薄着をせず、きちんと靴下をはくこと。

【5】 たばこと深酒をやめる

たばこは血管を収縮させ、血液の循環を悪くさせるなど、不妊の原因になると考えられている。お酒も、飲みすぎるとホルモンのバランスを崩すことがある。

この人に聞きました

松峯寿美さん
東峯婦人クリニック院長。産婦人科医。70年に東京女子医科大学大学院を卒業。80年に、東峯婦人クリニック(東京・木場)院長に就任。特に、不妊治療、思春期・更年期医療に力を注ぐ。著書に『女性の医学Book』(永岡書店)など。

(ライター 三浦香代子)

[日経WOMAN2014年12月号の記事を基に再構成]

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